Ad Network

あわせて読みたい

  • あわせて読みたい

« 理科系人間にも分かる「小泉改革の本質」 | Main | リーダーシップについて思い出したこと »

背中にあてた手のひらのぬくもり

Baseball 今日は知り合いからもらったチケットでマリナーズの試合(ヤンキーズ戦)を観戦したのだが、初のバックネット裏の席だったために、普段気にならないことが色々と気になった。

 選手によって、次のバッターになった時に待つ場所が大きく違うことだとか、一見新品に見えるユニフォームに実はツギがあたっていたりすることとか、である。

 しかし、もっとも気になったのが、主審の手である。左バッターの時は右手を、右バッターの時は左手を、キャッチャーの背中に置くのである。それも、一球ごとに必ず、やさしく、そっと背中に手を当てるのである。その仕草が、まるで「僕はここにいるからね」とキャッチャーを安心させているようにも、手のひらを通して二人のぬくもりを感じ合おうとしている様にも見える。

 こうなると、気になって仕方が無いのが私の性分である。このままでは、試合に集中することが出来ない。そこで、3回の表と裏の間に審判が私の席に近づいてくるのを見計らって、思い切って尋ねてみた。すると、「それはとても良い質問だね」とニコニコして教えてくれた。ホームプレートからの間合いを計っているそうだ。ひじを曲げて、キャッチャーの背中に軽く手のひらを当てた時の間合いが、ストライクとボールを見分けるのに一番良い距離だそうだ。

 私が「そうなんですか、ありがとう」と言うと、「とても良い質問だったよ」と腰につけた袋に入っている(つまり、試合で使っている最中の)ボールを一つくれた。良い質問をした「ご褒美」らしい。良い質問をした少年にボールをくれるならまだ分かるが、私にボールをくれるとはすばらしいファンサービスだ。

 おかげで、我が家には、少し土にまみれた本物の大リーグ公式戦用のボールが飾られることになったのだが、これが苦労してキャッチした『ホームランボール』や『ファールボール』ではなく、好奇心旺盛な私の性格が幸いした、『良い質問のご褒美ボール』であるとは、何とも我が家らしい。

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8341c4f9853ef00d83458cb9e69e2

Listed below are links to weblogs that reference 背中にあてた手のひらのぬくもり:

» [はてな]vSkype準備オッケー from 骨皮スネオの日記
明日のはてなアイデアミーティングから vSkype でビデオ会議になると知って、さきほど Skype と vSkype(Beta) をインストール。[http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenaidea/20050902/1125634886:title=会議の様子を見られる]のなら見てみたいし、会社は土曜日で休みなので、アイデアミーティングに参加してみるつもりです。(ただし顔を出すのはやっぱり恥ずかしいのでカメラなしで。) 「まともな発言できるかな..」という不安はあるけ... [Read More]

Comments

kazuyon

主審の手…それはかなり気になりますね!でも、私だと聞けないだろうなぁ…^^;
そんな素朴?な質問にも丁寧に答えてくれるなんて、さすがファンサービスの上手な大リーグですね♪
今度大リーグの試合を見る時、気にしてみてみます。

とおりすがり

おお、なんというカワイイ話だこと。

satoshi

kazuyon さん、ぜひとも気にして見てください。

とおりすがりさん、これで質問したのが野球少年だったら美談なんですがね…

Gromit

試合中に審判とお話したということですか?
そっちのほうがもっと気になる。

りんご

ほのぼのします。
ボールくれるなんて、すごくいいじゃないですか。
観客との距離がすごく近いですね。

satoshi

Gromit さん、私の妻は「やめた方がいいよ」と止めたのですが、試合中に審判に話しかけてしまった私です。
りんごさん、そうなんです、とても近いんです。最前列はグランドとほぼ同じ高さだし、グランドと客席との間には腰掛けられるぐらいの低いフェンスがあるだけです。

meigara

マリナーズの試合はハイビジョン中継されることが多いのでバックネット裏の席で観戦するときにはこのブログで宣言してもらえると「Satoshiさんを探せ!」ができて楽しいのになぁ。

satoshi

「バックネット裏の席で観戦するときにはこのブログで宣言」ですかァ?それより今度、映りそうな席に座る時は誰か知り合いに録画するように頼んで見ようかな。

宇宙マニア

この手の話を聞くと、やはり米国社会の懐の深さに圧倒されます。単なるサービス精神のあるなしだけではなさそうです。どちらが上とか下とかを全く気にしないで自分に自信を持って生きるという対等な人間関係が確立しているのでしょう。日本では同じことは考えられませんね。

satoshi

「懐の深さ」と呼ぶのが適切かどうかは少し疑問ですが、他人との触れ合い方が日本と米国では大きく違うように思えます。日本人の中には、赤の他人を「物」のように扱う光景をたまに見ますが、米国ではめったに見ません。良い例が、コンビニの店員の一見丁寧だけど心のこもっていない話し方。米国の店員は表向きは丁寧な言葉など使いませんが、人として接してくれます。

うなぎ犬

はじめまして。
これは大リーグの主審みんながやってるわけじゃなくて、この主審の方だけなのですかね。

UIEngineに興味がありまして、mixiコミュニティに参加希望なのですが招待状いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

しかし写真のバッター、後ろに下がりすぎであの位置でバット振られたらキャッチャーが危ないように見える。。

Post a comment

This weblog only allows comments from registered users. To comment, please Sign In.