Ad Network

あわせて読みたい

  • あわせて読みたい

« ツインピークスの森でする霧の中のゴルフ | Main | Happy Thanks Giving »

Web2.0時代のリミックス文化は「21世紀のルネッサンス」

051113_011003  最近リミックス(Remix)という言葉を目にする機会が増えている。はてなダイアリーの辞書に、「楽曲制作で、完成された曲の録音素材をもとに、編集したり、新たに素材を加えたりして、別のアプローチからその曲を再構築すること。または再構築されたその曲のこと。」と書かれている通り(参照)、一般には曲にのみ適用される場合が多いようだ。

 しかし、リミックスという概念を、音楽に限らず、画像、映像、文章、ソフトウェア、なども含めた人間の創作活動全てに適用してみると、色々と面白いことが見えてくる。

1)既存の曲に画像や字幕をリミックスしたFlashアート(「恋のマイアヒ」、「もすかう」など)
2)他人のブログエントリーやニュースの記事を引用しつつ自分の意見をリミックスするブログエントリー
3)複数のプログラマーがそれぞれの変更・改良をコミュニティに還元するという形のリミックスで進化するオープンソース・プロジェクト
4)Google MapやAmazon Web ServiceというサービスAPIを元に独自のウェブ・アプリケーションを作るというサービス・リミックス

 もちろん、「インターネット以前」の時代にも人類は「学芸会」から「模写」まで色々な形のリミックスをしてきたのだが、以前と今の一番の違いは、「リミックス作品を一般公開することがものすごく簡単になった」ことである。これにより、他人のリミックス作品に触れる機会が爆発的に増え、あたかも核分裂の連鎖反応のように、「リミックスがリミックスを呼ぶ」現象が色々なところで起こっている。つい最近の、Google Mapを利用したウェブ・アプリケーション作りの連鎖現象が良い例だ。

 インターネットは、人類を今までに経験したことの無いほど強く創作意欲を刺激する状況に置いているのではないだろうか。16世紀に、イタリアという「場所」にアーティストや科学者達が集まって互いに刺激しあい、科学やアートに急激な進化をもたらせたと同じように、インターネットという「場」にさまざまな才能を持った人々が集まり、リミックス作品の一般公開という形でお互いの創作意欲を刺激し合うさまは、まさに「21世紀のルネッサンス」である。

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8341c4f9853ef00d834598f7469e2

Listed below are links to weblogs that reference Web2.0時代のリミックス文化は「21世紀のルネッサンス」:

» WEB2.0が起こす「21世紀のルネッサンス」 from 映画プロデュース会社:取締役の妄想日記
「Life is beautiful」さんのブログ でWEB2.0の面白いとらえ方をしていました。? 興味の持ったところを引用させてもらおうと思ったのですが、 全文を引用することになっしまいそうだったので 直接彼のブログの記事を見てください。 僕の考えるWEB2.0は産業革命時代から情... [Read More]

» 2005-11-25 from Rin Drum Memo
あ〜[http://mojix.org/2005/11/24/201930:title=mojixさん、反応していただいて本当にありがとうございます!!!](涙)。 わたしたちはみな、この世界という「大きいゲーム盤」の上で動きまわる「プレイヤー」なのだ。 うわ〜この一節売ってください!!!出来ることなら摺り替えたいっす。それにしても「兄と弟のRPGレベル上げ」というどうしようもないオチをつけた僕のエントリーを見事にリミックスして頂いて・・・。 って、ここで違和感を感じるのはWEB2.0における... [Read More]

Comments

naotoj

こんにちは。
いくつものソースを組み合わせて新たな物を創造するという意味だと、マッシュ・アップ(mashup)がより近いのでは?

satoshi

 確かにそうですね。たった今、Web2.0コンファレンスでの Matt McAlister 氏(Yahoo)のプレゼン資料を読んだのですが、彼も Mashup という言葉を使っています。

http://www.mattmcalister.com/blog/_archives/2005/11/16/1408395.htm

AKTK

いつも楽しく読ませて頂いております。
インターネット上の落書きし放題な状態が創作意欲をかきたてられ、切磋琢磨する環境を作っていますね。
Google社が人を次々と増やせば社内で刺激し合い、また楽しいものが生まれそうです。
ところで、この画像はスターウォーズとルイ・ヴィトンのコラボですか?

satoshi

 AKTKさん、コメントありがとうございます。この写真は息子が近所のティーンエージャー向けの店で買ってきたT-シャツです。遠目にはルイ・ビトンですが、良く見るとスターウォーズのパロディというものです。どちらの会社からも正式な許可はもらわずに作っているようです。
 リミックス・カルチャーと著作権法の関係も目が離せませんね。

赤枕十庵

デュシャンのレディーメイドで表面化してウォーホールのキャンベルスープで一般化したような気がしますよね。

他にも、リミックス、リエディット、パロディーなどなど広い意味での現代アートは全部再生産ですもの。

Web Serviceはそれを更に加速するかもしれないですね。

Post a comment

This weblog only allows comments from registered users. To comment, please Sign In.