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ユーザー・インターフェイスの設計に大切なのはデザイン・ポリシー

 何かの「ユーザー・インターフェイス」を決める時に大切なことは、自分なりのはっきりとした「デザイン・ポリシー」を持って、誰が何と言おうと最後までそれをしっかりと押し通すこと。そういう「柱」をしっかりと持たないで作ったものは、往々にして「妥協の産物」になってしまう。

 私が常に心がけていること(つまり、私のデザイン・ポリシー)は、「ユーザー・シナリオを80:20ルールで切り分け、常に80の方(つまり多くの人が使うだろう機能)を最優先にした設計にし、20の方(あった方が良いかもしれない機能、一部の人が必要とするかもしれない機能)は思い切って犠牲にする」こと。

 典型的な良い例が、Youtubeを見るためのサービス、Rimooreseg

RimoOreseg

 機能的には、カテゴリー分けはしてくれているし、サムネールから自分で見たいものを選べるし、oresegの方が上である。しかし、「ただだらしなく面白そうなビデオを見たい」のであれば、何もしなくてもどんどんビデオを流してくれるRimoの方が圧倒的に簡単である。

 この二つを比べた場合、私のデザイン・ポリシーにはマッチしているのはRimoの方だ。Rimoを最所に見たときに、その思い切った機能の絞り込み方に心の中で拍手してしまった。「機能を削る」ことには勇気を伴うのだが、その勇気に対しての拍手である。

 ユーザー・インターフェイスのデザインは、絵画や建物のデザインと同じで、「どちらの方が絶対に優れている」などと客観的なものさしで計れるものではない。だからこそ、「使い勝手と機能のどちらをを優先するのか」などのトレードオフに出会った時に、明確な答えを与えてくれるはっきりとしたポリシーを持って取り組むことが大切なのだ。

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Comments

通り素顔

UIとしてよりWiiに対応した点ではなくて?

景浦

はじめまして。

記事を読んでいたら、どことなくひっかかるものがあったのでコメントしてみます。
何か、UIの設計条件みたいなものが、よくわからないです。(いや、正解の無い、分からないものだとは思うのですが)

もちろん、rimoやoresegはUIとしてすばらしいものはあるんですが、機能や、操作性ばかりに気がとられて、youtubeという本質を無視しているように感じます。

youtubeが、なぜかれほどまでもてはやされたかということを考えると、誰かと動画(面白さ)を共有するところにあって、youtube自体のUIがすばらしいからではないはず。(共有できるところもUIにはいるといわれればそうですが)
そのことを考えると、rimoやoresegはyoutubeに付加機能(サービス)としてのUIで、nakazawaさんが言っている「80:20」の20のほうに含まれているように感じるのです。

それに比べると、ニコニコ動画はyoutubeの本質を捉えて、なおかつ発展させたUIと言えるのではないでしょうか。
(ニコニコはサービスの一つだというかもしれませんが、rimoもoresegもyoutubeという一媒体に違ったUIを与えたサービスという点では同じではないでしょうか。)

rimoやoresegという小さなカテゴリで考えた場合のUIとしてはよくても、youtubeという大前提がある場合、小さなカテゴリで考えるのは、どうなのかなぁ……と。
(正直なところ、rimoもoresegもテレビやGYAOのUIを改良したのとそんなに変わらないじゃん、という気持ちだったりします)

Yumiko

Rimoは確かにダラダラとテレビを見るのが好きな私のような日本人には適したデザインだと思います。日本人のあいだでは見たいような動画の傾向はだいたい決まっているし。しかし、好みがバラバラで自分で選択をすることにこだわるアメリカ人にはどうでしょうか。Rimoの使用説明はなぜか英語でしたが、アメリカ人がどういう反応をするのか気になるところです。

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