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二重ガラスの謎:解答編

 先日の「アインシュタインの面接試験:二重ガラスの謎」、私なりの解答は「ガラスにコーティングされた金属膜による光の干渉」である。

 私もこの問題のおかげで知ったのだが、最近の二重ガラスは、単にガラスを二重にして断熱効果を高めるだけでなく、特殊金属をコーティングしたlow-Eガラスを使用することにより放射による熱の伝達を減らしてさらに断熱効果を高めている(右の図は旭硝子のウェブページより引用)。

 光の反射は、それぞれの界面(空気とガラス、ガラスと金属膜、金属膜と封入ガス、封入ガスとガラス、ガラスと空気)で起こる。ガラスの厚さは数ミリあるので、その部分は像がぶれて見えるだけであるが、金属膜の部分は非常に薄いのでそれぞれの界面からの像が重なって見える。

 その時に、二つの重なり合った光(金属膜の内側で反射した光と金属膜の外側で反射した光)の経路長の差がちょうど可視光の波長と一致したときに、その波長の色のみが干渉により強調されて見えるのである。見る角度によって色合いが変わるのは、その経路長の差が変わるからである。

 この様な現象を「光の干渉」と呼び、身近なところではシャボン玉、水溜りに浮いた油などで観察されることが知られているが、このたび「コーティングされたガラス」が仲間に加わったことになる。

 ちなみに、私が最初にググッたのは、「ガラス 膜」。角度によって色合いが変わると聞いた時に、ガラスに何らかの薄い膜が作られていることを想像したのだ。しかし、これではあまり役に立つ情報が得られなかったので、「二重ガラス コーティング」でサーチして、「low-Eガラス」という言葉にたどり着いた。最終的には、日本フクソーガラスのページに以下の記述を見つけ、この解答が正しいものであることを確信したのである。

ペアペンLEの金属膜は反射色を持っています。見る角度、光線の当たる角度などによって干渉色が色ムラのように見える場合があります。【日本フクソーガラス株式会社|断熱複層ガラス ペアペンLE高断熱|スタンダードより引用】

Comments

ぶらりん

強化コーティングや反射低減コーティングをしたメガネかけている人にとっては昔から親しみがある現象ですけどね^^

hg

>反射低減コーティングをしたメガネ

ホントだ・・・汗
知らなかった!

まさくん(二重研究)

メガネにそんな技術があったとは!

勉強になります。

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