SonyのRollyはiPodとダンスをする夢を見るか?
少し前からSonyがティーザー広告(わざと情報を小出しにして話題をあおる手法)をしていたRollyの映像がYouTubeに流れた。捏造ビデオである可能性もゼロではないが、これを見る限り、ひとことで言えば「音楽に合わせて踊るたまご型のMP3プレーヤー」である。なかなかユニークでソニーらしいデバイスでもあるのだが、マーケットで受け入れられるかは少し疑問。
ポケットに入れて持ち運ぶポータブルなデバイスではないので、一部で言われている「iPodキラー」というポジショニングは正しくない。それよりは、机の上に置いて一人で楽しむオーディオコンポの代わりと言った方が正しいように思える。オーディオコンポの市場はただでさえ低価格化が進んでいたところに、BoseのSOUND-DOCKに代表される「iPodアクセサリー」の波が押し寄せ、「若い人たちにはほとんど売れない」ものになっていたので、SonyとしてはRollyで巻き返しをはかりたいのかもしれない。
Rollyが直面するのは、iTunesで音楽ライブラリを管理することがデファクトになっている米国の若者や、今や部屋でテレビを見るときでさえワンセグ携帯を使う日本の若者たちだ。老舗のオーディオ機器メーカーが生き残りのためにiPodアクセサリーの市場に走らなければならないこの時代、Sonyだけは意地でもiPodアクセサリーは出せないのかも知れない。Rollyが「踊るMP3プレーヤー」ではなく、iPodや携帯電話とワイアレスで繋がる「踊るBluetoothスピーカー」だったら私の評価はぐっと高くなるのだが...(参照1、参照2)。
と色々ともっともらしいことを書きながら、一番気になるのは「Rollyは机の上から落ちたり、机の上に置いてあるものにぶつかってカタカタ余計な音を立てないのかなあ」だったりする。少なくともたくさんものが置いてある私の机の上で踊るのはつらそうだ。
SonyもiPodアクセサリーを販売することを発表したみたいですよ。
この映像が本当に本当かは別として、これに類するものが出そうだという情報はいくつか見られるようですよね。
だとすると、こんなキワものをリリースできるあの会社はそれなりのすごさがある気がします。
あとは、これをSonyが大まじめに売れない商品をだしてすごいととられるか、(たぶんそんなことは謳っていないのに)これが次の世代のWalkman、iPodキラーなのかとがっかりする勘違い失望が起きないかというところが私の関心事です。
何が出るんでしょうね。
Sonyは期待させて...ってところはいいんですが、期待させて喜ばせるのは不得意なイメージがあります。
Posted by: Sota | 2007.08.31 at 07:10
Rollyの広告に限らず、ティーザー広告はハードルを上げるだけであんまり意味がないんじゃないかと思います。
まぁ、Rollyのブログのトラックバックの数を見てみると、ハードルを上げてくれる人もいなさそうですが。。。
まだソニーがiPodキラーを出してくれるだろうと期待してる人がこれを見たら、かすかな期待も消えてしまいそうですね。
Posted by: solidaster | 2007.08.31 at 07:44
ティーザーで情報が不足してる中で「iPodキラー?」とか勝手に期待が高まっていただけだね。Engagdetの元記事にもあったけど、これってSonyオリジナルのアイディアでも何でもなくて。
ttp://miuro.com/02life_with_m/index.html
Sonyがイノベーションを忘れていない、ということを市場(消費者・資本の両市場)にアピールするだけためのCIプロダクト(またの名を有料パブリックベータ)な気がする。AIBOやめてスグ出せば良かったね。
ところでiPodをKillするってのは発想としてはもう古いと思うのよね。。。あれはあれで市場を確立してしまったわけだし、ブルーオーシャンな発想で考えれば、あの(配信はともかくデバイスとしては)飽和市場にいまさらKiller送ってもしょうがないと思う。うちの大家のオバサンだって持ってるもの。iPod。
Posted by: ぶらりん | 2007.09.01 at 18:29
確かにこれは音声連動非動物型AIBOと捉えると、しっくりきますね。どっちにしても売れると思えないですが。
Posted by: Dyun | 2007.09.04 at 21:03