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起業の時に意識すべき「会社の存在理由」

 今週末は、たまっていた資料を一気に読破。読み過ぎでいささか食傷ぎみだが、その中に出て来たフレーズで最も気に入ったものはこれ。

Disney's core purpose is to make people happy - not to build theme parks and make cartoons.

 これは、"Building Your Company's Vision (Collins and Porras, Harvard Business Review, September 1996)"の一節だが、筆者が伝えようとしていることは、ディズニーという企業の存在理由は「人々を幸せにする」ことにあり、テーマパークやアニメを作るなどの活動は、その目的を達成するための手段でしかない、ということ。「利益を上げて株主の利益を最大化すること」すら目的ではなく手段である。

 少し前に、「君の夢は」と聞かれた学生が「会社を作って上場させること」と答えたことに対しての批判が書かれており少し物議をかもし出していたが、この学生の発言の問題点はまさにここにある。人間だから欲があるのは当然で、「上場や買収で一儲け」を狙うことになんら問題はないが、それだけが目的では魅力的な会社は作れないという話。

 せっかく会社を作るのであれば、どんなに市場の状況が変わろうと100年ぐらいは通用するビジョンを持って始めるべき、というのがこのフレーズに込められたメッセージ。

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Comments

Tripod

> 物議をかもし出していたが

物議はかもすもので、かもし出されても困ります。
#と菌が申しております。

ななし


なんで、こーゆーアホな事を言う人間が増えたんでしょうね。
細かいことをチクチクと。

sigmund

去年の末に父が病で倒れて以来、家業を手伝わなければならなくなった私。これまで医師になるために、一生懸命勉強してきたのに、この出来事でおじゃんです。

それで、いまは次期社長というスタンスへ。

経営理念もへったくれもないまま育って来たウチの会社をこれからやっていくためには、ディズニーの掲げる理念のようなものが不可欠なんですよね。

100年間通用するビジョン、それをこれから作って行くつもりです。

st

企業も宗教みたいですね。

yukichi

> stさん
どういう意味で「宗教」って言葉を使っているかわかりませんが、アメリカ大統領だって宣誓時に宗教的な行為を取るし、サッカー選手だって試合前に祈りを捧げます。日本だって、(厳密には宗教ではないにせよ)総理大臣は天皇から任命されますし、年中宗教的儀式も行われています。宗教って、すごく身近な存在ですよ。

jj

皆さんがどう思われるか知りたいのですが、
「1000名の従業員を雇える企業を作りたい」
というのは起業の目的にはならないのでしょうか?

理由は私の周りに働きたいけど、雇ってくれる会社がないという人がたくさんいるためです。

TC

>「1000名の従業員を雇える企業を作りたい」
企業の目的の一つとしてはとても良いと思いますが、
今回の記事の趣旨とは少し外れるのではないでしょうか。
経営理念の一つとして「安定的な雇用の確保」という考えを持つのは素敵ですが、しかしそれだけで1000人の従業員に仕事と賃金を確保できるわけではありませんから。
逆に1000名の従業員がやりがいを持って働けるような「企業の存在理由」と真にそれを満たす事業があれば、
なるべくして1000名の従業員を雇える企業となる(可能性は大きい)でしょう。

ぶらりん

大筋はその通り、でいいんですが、

>どんなに市場の状況が変わろうと100年ぐらいは通用するビジョンを持って始めるべき

ミッションとごっちゃにしてません?ディズニーの例を挙げているところからも察する限り。

Ken

ディズニーのように成功した会社のミッションを見ると「なるほどー」と唸るんですが、えてして会社のmission statementとかなんて曖昧で、具体性がなく、社会とか、人類の幸福とか、国家の発展、とか大きな事書いてあるだけで、それがあまり大したことのない会社だったりするとスルーされてしまうのもまた現実かと。。。
結局文字だけで見ると空虚に感じるから、その言葉を熱く語る創業者とかの想いを共有(実際に直接聞く)できて初めて実感が湧くのかもしれませんね。あるいは成功した会社になるか(笑)
ソニーの井深さんと盛田さんの「自由闊達。。。愉快ナル理想工場。。」というのははっきりしているし、夢を感じられるから結構好きですが。

st

自治会の役員をしたんですが、自治会もnpoみたいなものです、行事は盆踊り、だんじり祭り、クリスマス大会、ラジオ体操も神社の境内で行ないます、全て宗教絡みでしたね。

NED-WLT

>「1000名の従業員を雇える企業を作りたい」

日本にインクス(http://www.incs.co.jp/)という会社があります。この会社はまさに、おっしゃるような「雇用の創出」を目的、使命としつつ成長してきたようです。

こうした「会社の存在理由」といった話題では、経営者や従業員の「生きる意味」のようなものが問われているのですから、それへの回答としては多様性があって当たり前だと思います。誰かのためになることがしたいといった共通点はあったとしても、むしろ、こうでなくてはならないというような画一的な答えが出来てしまうほうが不気味だと思います。

bizmedia

>「1000名の従業員を雇える企業を作りたい」
 TCさんのおっしゃるとおり目的の一つとしては良いでしょうか、そのこと自体が存在目的となってしまうと問題がでる可能性が高そうです(今、顧客を見ない会社が多いですよね)。
 どうせ起業するなら、雇ってもらえないことの根本原因を解決すること、をミッションに据えた方がいいのでは。

jj

「1000名の従業員を雇える企業を作りたい」のコメントを挙げた者です。たくさんのご意見ありがとうございます。

>逆に1000名の従業員がやりがいを持って働けるような「企業の存在理由」と真にそれを満たす事業

こちらを読んだ瞬間、頭がスカッとしました。単純おバカな私にも理解できた一言でした。

humu

昨今のディズニーを見ているととてもこの当時の理念通りに運営されてるとは言いがたい気がする
現実は厳しい・・

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