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ブログエントリーの一つ一つが音符、書物は一つの曲、じゃあブログは?

 スタートを切る第1章はいわば本書の“神髄”。テーマである「ユーザー・エクスペリエンス(おもてなし)」に関する考察を、「Life is beautiful」の過去エントリを交えながら綴っていきます。iPhoneが大ヒットした理由、翻ってソニーがiPodを出せなかった背景について、“ものづくり”の視点や組織体制の面から探ると共に、Apple TVリリースの裏に潜むアップルの戦略、任天堂の姿勢、新規書き下ろし「なぜグーグルはYouTubeを買収しなければならなかったのか?」などなど、業界事情を知る著者ならではの鋭い視点は必見です。【「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由」の内容を一挙紹介!より引用】

 ちなみに、この本を作る段階で編集の方と色々と相談したのは、「どうやってブログや月刊asciiのコラムよりも付加価値の高いものにするか」。せっかく「書物」という形で出版するのだから、単にブログのエントリーを並べたり、月刊asciiのコラムを転載しただけでは、もったいない。

 そこで今回試みたのは、一つのテーマを選び(本書の場合は「なぜ私がアップルこそがソニーの最大のライバルだと結論付けたか」)、そのテーマに関連するエントリーを選び出した上で、それに解説を加えて間を埋めることにより、それを通して読者が一つの「時代の流れ」のようなものが読み取れる様にする、というもの。

 ブログだと、断片的な情報をその場その場に応じて発信しているだけなのでなかなか「流れ」のようなものは作り出しにくいし、読み取りにくい。それに対して、こんな形にすれば、バラバラの音符が合わさって一つの曲を作りだすかの様に、私からのメッセージがもっと明確に伝わるのではないか、と期待してのことだ。

 こう書いてみて思ったのだが、じゃあこのブログのように色々なテーマのエントリーが雑多に混ざり合うブログってなんなんだろう?不協和音だらけで、どう考えても交響曲ではない。どちらかと言うとホワイトノイズか?

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Comments

why-newton

いつも楽しく拝見しています。本も1-clickで予約しました。(笑)
「音符と曲」の関係、とても面白く共感しました。
で思ったのですが、御ブログは不協和音ではなく「主題部」の塊じゃないかな、と。
昔の特に古典派やロマン派の作曲家たちが数小節の「テーマ」を発想し、それを陽にしたり陰にしたり、伸ばしたり縮めたり、延々と展開させて作るのが交響曲とかオペラとか。そんな主題部がこれだけある、と考えるとワクワクします。(笑)人気の御ブログから何冊も本が出るのをこれからも楽しみにしております。拝

tataki

大都会の雑踏、ただし参加人数1人。みたいな。

kt

エントリはもう少し大きな単位、フレーズとも考えられるように思います。ブログは単なるフレーズ集としてのメモですが、珠玉のフレーズはそれだけでも楽しめます。
もちろんその引き出しからいくつかを厳選して、一曲書き上げることもできる、と。

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