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甘すぎる上場基準の話

ここ数年、年間のIPO企業は200社近いが、そのうち投資できる企業はせいぜい20社程度だ。問題のある企業が株式公開されて、その後株価が急落することで多くの投資家は損を受けてきた。...実力がないのに創業者利益だけを追求する企業、IPOの実績を積みたい証券会社、IPO企業の数を競う新興市場、これらが一体となってパブリック企業たる資格がないような企業を公開させている【インタビュー:日本に新興株式市場は一つでいい=JPモルガン・アセット 太田氏 | Reutersより引用】

 日本の甘すぎる上場基準を見ていてどうも納得できないと感じていたのは私だけではないはずだが(「21世紀の錬金術:Web2.0バブルで一儲けする方法」参照)、こうやって専門家の口からはっきりと指摘してもらえるととてもすっきりする。

 日本にはもともと「株で儲けようなんて欲の皮の突っ張った奴が損をしても同情することはない」という発想があるので、この手の問題があまり大きくマスコミに取り上げられることはないが、資本主義経済の健全な発展のためには株式市場を健全に育てることは必須。こんなだらしないことを容認していては、せっかく増え始めた一般投資家が株式市場から離れてしまう。

 こういう問題にこそすばやく対応し、法律整備も含めて健全な株式市場の形成に力を入れるのが官僚の仕事。「国産サーチエンジンの育成」みたいな無駄なことはしなくても良いから、まずはこっちから解決して欲しい。

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