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iPhone 3Gに関しての続報


 3G版iPhoneに関しては、昨日の速報のあとも色々と情報が入って来た(情報を発信するとさらに情報が集まってくるという良い例)。一番興味深いのが、ジョブズによる基調講演では明らかにされなかったビジネスモデルの変化。3G端末に関しては、レベニューシェアは行わず、通信キャリアからアップルへ一括で支払われるインセンティブ型のもの(日本の販売奨励金に近いもの)となるそうである(参照)。

 それが「一台あたり○ドル」なのか「何台売ろうとミニマムコミットメントは○百万ドル」なのかは公開されていないが(たぶん、キャリアごとに違うのだろう)、少なくとも一台あたり200ドル前後だろうというのが業界の予想(というか常識)である。

 ジョブズの現実歪曲空間の強さがキャリアの旧来型のビジネスモデルをぶちこわしてくれると期待していた私としてはいささか残念だが、7月11日に世界22カ国で同時発売というスピードのためには、「通信キャリアにとって受け入れやすいビジネスモデル」にしなければならなかったということなのか。まあ、2年契約だと一月あたり8ドル程度のレベニューシェア相当なわけで、どのみちiPhoneの売り上げそのものも24ヶ月で計上するAppleとしてはあまり大差はないのかも知れない。Appleのバランスシートのdeferred revenue(現金はすでに受け取っていながら、会計上の計上だけは先送りした売り上げ)が今後どのくら増えて行くものかが見物だ。

 ちなみに、この通信キャリアからAppleへの奨励金の支払いの規模がどのくらいになるか興味がある人も多いと思うので、参考までにAT&Tのビジネスモデルを書いた記事を引用する。

AT&T, which is the iPhone's exclusive U.S. carrier, put the cost at 10 cents to 12 cents per share for this year and next, or roughly $600 million per year.(引用

 つまり、AT&TからAppleに対して支払われる金額は年間6億ドル(日本円にして600億円強)。一台あたり200ドルとすれば年間300万台分。まあ妥当な価格だ。

 ソフトバンクが日本でiPhoneをどのくらい売るつもりで契約に望んだかが知りたいところだが、強気の孫さんのことだから、200万台分ぐらいのミニマム・コミットメント(つまり400億円強)はしたのではないだろうか、というのが私の見方。iPhoneはある意味でニッチなデバイスではあるが、少なくとも今年末までに100万台、来年も会わせて200万台というのは簡単ではないが十分に達成可能な数字に思える。

 ソフトバンクの場合、この200ドル分を2年間の月賦払いとして月々の支払いに上乗せするモデルだが、「月賦+ある程度の音声通話料+パソコン並みの本当のデータ使い放題」をすべてあわせて月々8000円程度で提供しないと、せっかく大枚をはたいてiPhoneを確保したことが無駄になりかねない、ということを再度ここで強調しておく。そうしてくれれば、本気で日本市場向けのiPhoneアプリを作る気になるし、「ソフトバンクに切り替えてiPhoneを使おう」キャンペーンをこのブログで展開しても良いと考えている。どうでしょう→孫さん。

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Listed below are links to weblogs that reference iPhone 3Gに関しての続報:

» やっぱり基本料金 from Doomers
iPhone強烈に欲しいけれども決めてはやっぱり基本料金。 iPod touchでインターフェイスの楽しさ&すばらしさ、Web閲覧の快適さは十分理解できている。 基本料金が6000~8000円の間に収まってくれれば本当に日本の携帯電話業界に革命が起きるんじゃないかな。 mobileMEとか本当に便利そうだし。〈仕事からますます逃げられなくなりそうだけど〉... [Read More]

» クラウド・コンピューティングとiPhoneビジネスモデル from 米国ウェブマーケティングの最新動向や事例を紹介
iPhoneのハードウェアとしてのスペックについてはブログなどでいろいろと話題になっているが、ソフト面、特に「MobileMe」についての記事は少ない。このサービスは、iPhoneをスマートフォン/PDAとして実際に使えるものにするとともに、クラウド・コンピューティングの概念を具現化しB2Cビジネスとして落とし込んだ事例として注目されるべきものであると思う。... [Read More]

Comments

ほげ

ああ、そうか。最近感じていた違和感がわかりました。
もはや内容のほとんどが「永遠のパソコン少年の理科系うんちく」ではないからでした。

ま、時と共に移ろうものが人でありBlogですからね。これは私の個人的な感傷です。

兄やん

やっぱり英語ができないと、こういう時に情報をしっかり精査できないので不利ですね^^;
これからの個人的な課題です。

それはさておき、やはりビジネスモデルが変わってしまいましたか・・・。
兄やんも旧来型のビジネスモデルを大胆にブチ壊してくれることを期待していただけに残念です。

日本自体が衰退産業化しているので、早いうちにテを打ったのかな?とも思いましたが、世界同時発売のため、アップル側が譲歩したってことなんでしょうね。

それにしても、譲歩してもそれを飲めなかったんですね、docomoは・・・。

Dyun

ウチは携帯はSoftBankで、奥さんとホワイト家族なもので
安く上がってます。
その奥さんが携帯とiPod(mini)をそろそろ買い換えたいと
申しておりますので、まさにドンピシャです。

てことはつまり、価格設定次第では、iPodの買い替え層も
iPhoneに流れてくる訳で、携帯市場のゲームのルールが変りますね。
そうなってくると、国内で危ないのはDocomoよりむしろau。
音楽系でデザイン重視。もろにユーザー嗜好がかぶってます^^;

アーキナン

iPhoneがすごいのはなんとなくわかりますが、

今ある携帯電話にとってかわることは無理ですよね。

こと、「使う」 ことに関して、今の携帯って便利ですもん。
iPhoneすぐ壊れそうだし。


すごく欲しいけど、携帯電話がiPhoneだけの生活は想像できない。
ネットも見れるiPodって感じだし。

でも欲しい。

んー

せが

WWDCのkeynoteでJobsが、"WORLDWIDE iPHONE ATTACK"のスライド(1:24:52)で言っていたように、Apple Storeで買われて、SIM Lock外して使う人が
多くて、その対策を考えたらこうなったんでしょうね。
(対面販売のみみたいですから、契約は必ず結べるでしょうし)

Appleとしては、早くプラットフォームとして世界中で認知してもらい、AppStoreで利益をあげるビジネスモデルに変化したのかなと。

質問です:Appleが売り上げの30%をとれるのは、
Appleとしてはかなり大きくないですか?他のソフトウェアネット通販で手数料が30%って聞いたこと無いんですけど

PS
前のポストが失敗していたみたいなので、内容を変えて再送しました。

nomuyuka

現在softbank使用中です。

来年の1月で現在の機種(サムソン)が2歳になるので,
その頃の状況(iPhoneのutility及びアプリ)を見てiPhoneに切り替える予定。
現在1歳半くらいだから,発売されてすぐ切り替えてもいいけど,
やっぱり半年くらいは様子見の時間が欲しいな。

そして,現在の私の月額の使用正に
『「月賦+ある程度の音声通話料+パソコン並みの本当のデータ使い放題」をすべてあわせて月々8000円程度』。
iPhoneに機種変したとき,これ以上になるなら買わない。

tto

8000円は高い。欲しいけど月々8000円では買えない。

kawaguti

発表されました。

http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20080623_02/index.html

プランをよく理解していませんが、7280円/月 と書いてあります。

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