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インターネットが普及すると少子化が進む!?

Birthrate_2
 統計の授業で重回帰分析 (multiple regression)をしてみせなければならなかったので、CIAの発行するWorld Fact Bookから、世界中の国のさまざまなデータを入手して、何が出生率と強い相関関係を持つかを調べてみた。

 入力データは、人口、国民一人あたりのGDP、インターネットの普及率、赤字国債のGDPに対する比率、失業率。この5つのデータすべてを集めることができた113カ国に関して、 「それらの入力データのうち、どれが出生率と強い相関関係を持っているか」を重回帰分析という手法を利用して解析したのだ。

 細かな計算式を見せても退屈だろうから結果だけを書くと、上の5つの入力データのうち、出生率と強い相関関係を持つのは、インターネットの普及率と失業率。

 出生率(人口千人あたりに年間何人子供が生まれてくるか)を、インターネットの普及率と失業率で表すとこうなる。

 出生率=23.6 - 0.235 × インターネットの普及率(%)+ 0.147 × 失業率(%)

 つまりインターネットの普及率が1%上がると出生率が0.235下がり、失業率が1%上がると出生率が0.147上がるのである。

 日本の場合、インターネットの普及率が68.8%、失業率が4.00%なので、上の式から予想される出生率は8.00(人/千人・年)と、実際の数値7.87にとても近い値となる。

   ◇   ◇

 と、ここまでは単純に数字を扱うだけなのでそれほど難しくないのだが、問題はこの結果をどう解釈するか、である。特に注意しなければならないのは、これは単に「インターネットの普及率が高い国では出生率が低い」という相関関係を示しているだけで、必ずしも「インターネットの普及が原因で出生率が低くなる」という因果関係を示しているのではないこと。

 そのあたりに注意した上で、なぜ「インターネットの普及率と出生率との間にこんなに強い負の相関関係があるのか」をいろいろと妄想・議論してみるのも楽しいかも知れない。

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Comments

Windows好きのMac初心者

>なぜ「インターネットの普及率と出生率との間にこんなに強い負の相関関係があるのか」をいろいろと妄想・議論~

思うに、ネットという2次元である程度の欲求が済んでしまってるからだと思いました。食欲は無理ですけど、性欲と承認欲求とかってのはある程度2次元で済みますからね。幸い僕はそうじゃないですけどw

2次元と3次元でのコミュニケーションコストを比較すると2次元のほうが安くつくってのもあると思いますし。安くついてある程度の欲求を満たせれることができれば当然そっちに流れますよね、人間。

やっかいなのは2次元がメインになると本来メインである3次元での生活に支障が出てくるってことでしょうか。

今月初旬のアキバの殺人事件も分類的にはそんな人間の犯行だし、4月のコンピュータ技術者による拉致バラバラ殺害もまさにそんな人間ですし。

steam_heart

んー、重回帰分析はあんまり分かってないのですが・・・

インターネットの普及率と失業率の間に相関はありませんか?
なけりゃいいんですけど・・・

774

エントリの例は、大雑把に言って、例えば、「ジンバブエ」と「米国」を想像すればなんとなく納得のいく話し。(ジンバブエの方や関係者の方、もし気分を悪くされたらごめんなさい。http://d.hatena.ne.jp/yumyum2/20080616/p10
を見て頭に引っかかってただけです。)

AとBに相関があるとき、
 ①Aが因、Bが果
 ②Bが因、Aが果
 ③(まったく別の)Cが因、AとBが果
 ④まったくの偶然
の可能性があることは、もっと強調しておいて良いと思う。

某ファーストフード店の広告(?)で「朝ごはんを食べない子は切れやすい?」のような文章がある。
ぼんやり眺めてると、「朝ごはんを食べない」が因、「切れやすい」が果、の雰囲気をかもし出してるけど、
(なのでこのファーストフード店で朝ごはん食べようね、という広告らしいのだが、)
私的には、「家庭環境に改善すべき点がある」が因、「朝ごはんを食べない」と「切れやすい」が果、だと妄想した次第。

kahu

統計に関しては素人なのですが、インターネットの普及率が上がると失業率が上がるに一票

働いて給料を得なくても、色んなものがネットで手に入って欲求が満たされるから。自分は家が貧乏だったので働いて自分のお金で自分の欲求を満たそうと、小さい頃から働く気マンマンだったので、この因果関係は肌で感じるなぁ。

最近、そんなに皆さんネットが好きならネットに関係する仕事をすれば良いのにと感じる。プログラマより。

ななし

書いてる人は分かってるんだろうけど、分かってない人に誤解をさせる書き方だなあと思うよ

kotak

同じ国のデータを時系列に分析したわけではないので、
「インターネットの普及が原因で出生率が低くなる」
という解釈はおかしいのでは?

「インターネットの普及している国では出生率が低い」
「失業率の高い国では出生率が高い」
と解釈すると、すごく納得できると思います。

カキ子

単純に子どもをつくるための「時間」が少なくなってきているというのもあると思います。
会社に残って遅くまでメールの処理をして…家に帰ってからはブログを書く…
web系の仕事をしてますが、夜中の2時3時まで当たり前のようにメールの返信が来る既婚者の仲間をちょっと心配していたりします。夫婦生活のほうは大丈夫なのか!?、と。余計なお世話ですが…
失業すればその分「時間」は増えますものね。

と、単純に考えてみました。

らき

2つとも,貧困と富を因としているのではないでしょうか?

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