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エンジニアの役割

技術評論社の WEB+DB PRESS に連載中のコラムが新しくウェブで公開されたので、ぜひとも読んでいただきたい。

エンジニアの魔法の手〜面白いプロジェクトの関るには

このコラムで一番注目していただきたい部分は、以下の一節。

自分が関わっているプロジェクトの方向性がおかしいと思ったら,自分がどんな立場にいようと強く主張すべきだ。会社はそんなエンジニアを必要としているし,本当に会社のためになるのであれば必ず耳を傾けてもらえるはずだ。「そうは言っても,難しいんだよ」などと逃げを決める上司は怒鳴りつけてやればよい。

会社にとって最悪なのは,「こんなものを作っても誰も使わないんじゃないか,会社の価値を上げることにつながらないんじゃないか」と思いながらも黙々と仕事をするエンジニアだ。そんなエンジニアばかり集まっている会社は絶対に市場で成功しない。プロジェクトに関わるエンジニア全員が,「自分たちがどんな価値を提供しようとしているのか」を常に意識しながら仕事をしている会社だけが成功できるのだ。

私が「こいつと仕事をしてて良かった」と心底思えるエンジニアは、私が進めようとしている方向性に納得できない時に、ちゃんと自分の意見を主張し、お互いが納得できるまで議論を戦わせてくれる人。

マイクロソフトにいた時には、プロジェクトの方向性に関して上司にイチャモンを付けたことはなんどもあるし、副社長にまで直談判して上司のクビをすげかえたこともある。将来性のないプロジェクトから飛び出して競合するプロジェクトを作ったことすらある。常にそういう態度でいたからこそ、 Windows 95 だとか、Internet Explorer などの面白いプロジェクトに関ることができたんだと信じている。

エンジニアという職を選んだ限り、上司に言われた通りのことを黙々とやるだけの「サラリーマン」になってはいけない。世の中の役に立つもの、使った人に喜んでもらえるもの、会社に利益をもたらすものを作るのが「エンジニア」の役割だ。

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Comments

Toshimune Tanaka

記事を見て、熱くなる反面、変に冷静な観点で自分の気持ちを見ている自分自身がいて、妙な気持ちです。
担当したプロジェクトはエンドユーザ、販売代理店に最大限配慮し成功に導く事を実施しているという自負がありますが、それが自分にとって、常におもしろいかという点で引っかかりがある感じだと判断しています。

とおりすがり

わかってないな。
日本の下請け・孫請け体質だと、実際作るのは末端の派遣君、地位は低くても責任ある元請け若手社員は管理業務の小間使い。
責任ある組織に属しつつ、実際にモノを作るエンジニアなんていないんですよ。

shigezo

担当していいるプロジェクトが楽しい(やりがいを感じる)かどうかは、どれだけ真剣に関わっているか、で変わってくると思います。
役割が、オーナーだろうが、マネージャーだろうが、エンジニアだろうが、下請けだろうが違いは無いです。また、そのプロジェクトがどのようなプロジェクトであるかも問わないです。
まぁ世間の注目度が高い/その人が何を楽しいと感じる人なのか、等の要素に影響受けることは否定しませんが。

少なくとも真剣さや思い入れが無ければ、役割りの範囲内で分業されたパーツをこなすだけの仕事でしかありません。真剣にプロジェクトに関わるが故に、その状況や方向性を考え不満や満足も感じるのだろうし、楽しいのだろうと。

そういった姿勢が次に関わるプロジェクトを決めていく、というのがこのエントリの主旨では無いかと。

------------------

完成品(ゴール)を作っているのは自分だ、という主体性・思い入れの強さは大事ですね。

原発エントリが続いてるのでそこに関連させて言うと、原発の問題を含む未来について、他人事のように扱う回答のあるパズルゲームのように扱うのでは無く、自分たちで創りだす意識が必要なのだと思います。自戒も込めて言うと解説者が多すぎますよね。

# 全方位で90点以上を狙うと事が進まなくなりますので、まずは原発問題の1点のみをクリアすべきですね。
# 10年や20年、日本が貧乏になろうが、いーじゃんか、と。

jinchan

言われることは、わかりますが、言っても、言うことを聞かないのが大半。
上司をどなりつけても、自分が左遷されるだけで、変化なし。

ま、この日本の社会、これで、30年間を棒に振ってきた、という感じですね。
これが、現在の日本の縮図で、菅さんも、手こずっているわけだ。

原発問題も、3.11で、やっと、顕在化したというわけ。
どうやら、日本人は、外的ショック療法を受けないと気がつかないレベルまで
低下してしまった、ということが、これで、はっきりした。

それもそうだろう。毎日のテレビ番組、NHKもいれて、まともなものは、
ザックリ言って1割もない。

4~50年前のテレビ普及期に、『1億総白痴化』と言う言葉がはやったこと、
ご存知かな。これで、『なにも考えない』日本人が醸成されてきたんだと思う。

トオリスガリ

>jinchan さん

A)
確かにそうなんですよね。「なにも考えない」人に言っても、言うことを聞いてくれる人は少ないことは実感としてありますね。
こういった精神性は、この4-50年間で醸成されてきたものなんですね。
確かに歴史で知る日本人像と比較すると違和感があります。勉強になります。

でも、自分は変えることを諦めたく無いし、これまでもがんばってきました。
jinchan さんの知恵をお借りできませんでしょうか。
jinchan さんはどうやったら変えられるとお考えですか。

B)
そうやって他人ごとのように(改善の方法も考えずに)評論している人たち=今の日本人、だと思いませんか。
jinchan さんは平均的日本人そのものです。

それとも、日本人の特性を知っている(それを批評できる)自分は平均的日本人よりも能力が高い、とでも?
まずあなたが『なにかを考える』べきでしょうね。

まーぼくはそこまで問題と思ってないので何もしませんが。

-----------
といった言い方の問題もあるでしょうし、人を変えるなど無理(できるのは自分が変わることだけ)、という前提に立つかどうかによっても違うでしょうね。

Kz Miyake

中島さんが仰るのは海外での業務経験がある私は大変よく理解できます。
ですが、古い日本の体質の中では難しいんじゃないですかね。
私がいる会社(中島さんもご存知)などは、上司が主張することに異論をだそう
ものなら、まずそのプロジェクトでは主たる位置からは外されますし、まず降格
ですね。(私は上司と大喧嘩して外されたクチ)
そういう上司達と話してみると、技術的なことは全く知りませんし。会社では
立場的には偉いのかも知れないが技術そのものを知らない。技術トレンドも
知らないしね。歳をとったら勉強しなくてよいと思っている。取引先と飲むのが
仕事だと思っている。
かと言って、日本の社会の中では転職はマイナスにしかならないですしね。
日本で家族がいると転職は反対されるしね(人によるでしょうね)。
やはり、コミュニケーション能力(特に英語)と技術力を背景に海外
(それもUS)に行くしかないんでしょうね。私は独身のうちにやっちゃうことを
勧めますね。
東京の某生産技術研究所なんかだと英語を普通に喋って、そこそこにプログラミング
しそうな学生なんていっぱいいるんで、そういう子はどんどん海外に流出しそう
ですね。(国の税金を大量に使って教育した人材が海外に流出するという最悪の
状況)給料もあっちの方がいいしね。
オレも残ればよかったなあ。ちょっとした理由で止めてしまいましたが・・・
誘いもあったのに。残ったとすると、もう日本には帰らなかったと思います。

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