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本田圭佑と日本の将来と

本田圭佑が日刊スポーツのインタビューでとてもするどい指摘をしている。

海外に出たら、日本は本当にいい国だとあらためて思う。モノのクオリティー、サービス業、すべてにおいてディテールにこだわっている。ここが何につけてもアバウトな外国とは違う。これはオレの価値観が日本人寄りだから、という理由ではないと思う。外国人だって日本のサービスを受けたら絶対にいい思いをするはず。その点で、日本は世界トップだと認識している。外国に出てから、日本の良さを感じるようになった。

それと同時に思うのは「これを築いたのは誰なんだ?」ということ。オレたちではない。こんな裕福な今日(こんにち)の日本があるのは、先代の人たちの頑張りのおかげだと思っている。オレたちは、彼らが頑張って汗水たらして残していってくれたもののおかげで生活できていると思う。

それが今、いろんな面でまさしく危機を迎えている。オレが言うまでもなく、いろんな人が「日本はそのうち破綻する」と言うのが聞こえてくる。「なんでそうなったのか?」ということを考えないと。今のオレたちは何も築いていない。先人の財産を使ってきただけ。感謝して、今からもう一度、頑張らないといけないんじゃないか。それなのに浪費した揚げ句、責任のなすり合いが、どの場面どの分野でも繰り広げられているように見える。海外から見ると、より一層、強くそう感じる。(参照

なぜこんなに「良い国」なのにも関わらず「先が見えない」のか、ここを良く考えるべきだ。若い人達が、素直に「頑張ろう」と思えなくなってしまった根本の原因を究明すべきだ。

本田圭佑に「これを築いたのは誰なんだ?」と言わせる今の日本の構築を率いたのは、戦後の復興期にハングリー精神いっぱいで、がむしゃらになって働いた段階の世代の人達である。

増え続ける首都圏労働者の数を背景に、日本特有の終身雇用制、年功序列というシステムを作り、「若い時に一生懸命に働けば、会社が一生面倒を見る」という暗黙の了解とともに、「安くて勤勉な」労働力で欧米を圧倒して、日本の世界で二番目のGNPを誇る国に育てたのだ。

しかし、今やそんな人達が築いて来た日本の大企業が危機に瀕している。少子化により内需の縮小、失った国際競争力、バブル期に大量に採用した大量の社員、公共投資だよりのビジネスモデル。

経団連があれほど原発ゼロに反対するのは、原発が公共投資と同じく彼らの生命線を支えているからだ。電力会社の総括原価方式に支えられた、利益率の高い原発ビジネス。それがなくなることは、彼らにとって死活問題なのだ。

しかし、そんな企業を公共投資や原発マネーで救済し続けることが日本の将来にとって本当に良いことなのだろうか?本田圭佑たちの世代が素直に「今度は俺たちの出番だ」と頑張る気になれない一番の理由が、まさにそこにあるのではないだろうか?

 

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Comments

poseidon-zeus

全てをまるくおさめるのは難しいですね。
少子化は日本人の民族性、
何事にも慎重で、完璧を求める姿勢が
大きく関与している気がします。
ところで、段階は団塊だと記憶しておりますので、
ご確認していただけたらと思います。
私もロサンゼルス近郊で生活しております。
これを機会に宜しくお願い致します。

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