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「宿題をほったらかしにしない」と人生が変わる

6月1日発売の拙著『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』からの引用です。

◇ ◇ ◇

何としても宿題を終わらせて海に行きたかった

あれは忘れもしない、小学3年生の夏休みのことでした。小学生の夏休みといえば、学校のプール、家族旅行、自由研究など、楽しいことはたくさんあります。そしてもちろん、学校の宿題も。

きっとみなさんも苦しまれた記憶があるように、私も宿題がとてつもなく嫌でした。絵日記は毎日つけていたものの、漢字の書き取りや読書感想文なんかは、ずっとほったらかしにしていました。

そんな風に宿題を残したまま、遊んで暮らしていた小学3年生の夏休みが終わる3日前のこと。私が必死に漢字の書き取りをしていると、親戚のおじさんから家に電話がかかってきました。内容は「海に遊びに行かないか?」。

電話を取った母親は「宿題も終わってないのに、海に遊びに行ったりしてる場合じゃないから」と、私を外に出してはくれませんでした。私はその瞬間、果てしない後悔を覚えました。もし漢字の書き取りを早く終わらせていたら。もし読書感想文を早く書いていれば。もし宿題を早めに終わらせていれば、海に遊びに行くことができたのに。

行けるかもしれなかった海を想像しながら宿題をするのは、とてもつらかったことを覚えています。

1年後、私のマインドセットは去年とはまったく違っていました。また海に行けなかっ

た、という事態になってはいけない。宿題をほったらかしにしてはいけない。そう決意した私は、夏休みが始まったその日から、漢字の書き取りに着手しました。算数のドリルなんかは、もともと理科に興味があったということもあり、すらすらと終わっていきました。小学校の成績は理科と算数が4か5で、あとは2か3。小学生のときから正真正銘の理系だったのです。

ただ読書感想文は、かなり辛かったのを覚えています。本を読むのはいいけれど、その感想をわざわざ作文にして人に読ませるということの意味が理解できなかったからです。私の「意味がわからないことはやりたくない」という性格はこのころからできていたのだと思います。

子どもにとって、目標を立てて自分を律するのは難しいことです。私も去年「宿題が終わっていなかったせいで海に行けなかった」という後悔がなければ、一人で淡々と宿題をやり続けることはできなかったと思います。母親は、宿題を早めに終わらせようと奮闘する私を見て、呆れたような顔をしていました。

そうして苦しみながらも、夏休みが始まって約2週間で、宿題は終わりました。もちろん、2週間一切遊ばなかったわけじゃありません。ただ、小学生って一日中ずっと予定があるわけではないですよね。そんな、何もすることがない時間に宿題をやるようにしていました。

夏休みは全部で5週間くらいあるので、残りの3週間は遊んですごせることになります。自分の好きなように予定を立てることができるわけです。もちろん、おじさんに海に誘われたとしても……。

ただし日記は2週間で終わらせられなかったので、残りの3週間もずっと書き続けていました。さすがに7月中に夏休みの終わりまで予想して日記をつけるわけにはいかないですからね。いずれにしても、私が初めて課題を前倒しで終わらせたのは、この小学4年の夏休みのことでした。

大げさではなく、私の人生が変わった瞬間でした。

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