パネルディスカッション
2004.02.26
今日は、GSMコンファレンスの最終日。「Handset Usability」(携帯端末の使い勝手)というパネルディスカッションに、パネリストの一人として参加。最終日の午後のセッションなので、多少覚悟はしていたが、客の入りはとても悪い。写真は開演の5分前の客席の様子。全体で200人いるかいないかだ。せっかく喋るなら、満席のホールでやりたい。
トピックは私が得意な分野なので、色々と勝手なことを言わせてもらった。パネリストが6人もいたので、他の人に失礼になってもいけないので、押さえ気味に話さなければいけないのが、結構辛かった。抑えながらも、4分の1ぐらい喋ってしまったと思う。
ちなみに、ノキアはヨーロッパの携帯電話会社に相当嫌われているというのは、業界では常識である。パネルディスカッションの質疑応答の時に、私が「つまるところはアジアのメーカーは(ノキアと違って)携帯電話会社の仕様どおりに作るから伸びているんでしょ」と振ると、オレンジ(ヨーロッパの大手の携帯電話会社の一つ)の人は、力強くうなずいていた。そんな関係にあるにもかかわらず、皆顔をあわせると、「夕べのノキアのパーティーでは飲みすぎた」とか言いながらヘラヘラしているのだから、変な業界である。
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