知らない町での散歩
2004.02.26
出張などで知らない町に言ったときに、地図ももたず目的もなく歩くのが私の趣味である。日の出とともにホテルからカンヌの中心から離れる方向に歩いていくと、小高い山(たぶん標高2-300メートルぐらい)が見えたので登ることにした。途中までの道が入り組んでおり、なかなか登山口が見つからなかったが、ついに見つけて登った。カンヌ湾の全貌が見渡せるすばらしいスポットであった。観光客など一人も来ておらず、近所の犬を連れた老夫婦に会っただけだ。写真の真ん中に白く見える建物がホテルで、その向こうにカンヌの中心地に向かう海岸が伸びている。
写真で見ても分かると思うが、ホテルからずいぶん歩いてしまった。ちょっと歩こうと思ったのが、2時間もかかってしまった。でも、こんな無計画な散歩が、体にも精神にも良い効果をもたらす。昨今の言葉で言えば、「心と体にご褒美」とでも言うのだろうか。日本からシアトルに戻り、時差ぼけも取れないうちに、カンヌまで来て仕事をしているのだから、このくらいの「ご褒美」はあげるべきだろう。私の健康法である。
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