ロサンジェルス出張
2004.05.13
今週は、ゲーム業界で世界最大のイベント、E3(Electronic Entertainment Expo)のためにLA(ロス・アンジェルス)に来ている。コンファレンスは水曜日からだが、スクエニ(スクウェア・エニックス)のプレス・コンファレンスに参加するために月曜日にLAに入る。
米国で行っているプレス・コンファレンスにもかかわらず、日本の記者の数の方が圧倒的に多いのに妙に違和感を感じる。イチローや佐々木の出るシアトル・マリナーズの試合に、日本の記者が圧倒的に多いのと同じ感覚だ。
スクエニによるプレス・コンファレンスはとても楽しませてもらった。FF-XII、Kingdom Hearts II、Final Fantasy Advanced Children などの新ゲームタイトルのラインナップの充実度は圧巻。それに加えて「鋼の錬金術師」の米国でのアニメ放映、FF-VII のその後のストーリーの映画化、Ever Quest II の日本でのコミュニティー運営など、従来のコンソール向けゲームから一歩踏み出したビジネスに着実に種をまいている所は注目に値する。
火曜日は、スクエニのモバイル開発の人たちと今後の商品企画に関して終日ミーティング。午前中はホテルのスイート・ルームでミーティングを行ったが、お昼は UCLA の学食に食べに行こうということになり、タクシー3台で移動。
午後は、そのまま UCLA のキャンパス内のピクニックテーブルを借りてミーティングを続行。とても充実した時間を過ごす。ただし、帰りのタクシーを拾うのに一苦労してしまい、2時間ばかり時間を無駄にする。UCLA近辺は流しのタクシーがいないし、無線タクシーが全くあてにならない。15分で来るはずのタクシーが30分待っても来ないので、催促すると、「後10分」と言う。その後15分待っても来ないので、再度催促すると、「後5分」と言う。多分、顧客対応マニュアルに、一度目の催促の時は「後10分」、二度目の催促の時には「後5分」と返事をするように書いてあるのだろう。結局読んだタクシーは来ず、別のタクシーでなんとか帰る。
続いてサンタモニカのLa Serenata de Garibaldi (1416 Fourth St.、(310) 656-7017)というメキシカン・レストランで夕食。選んだメイン・ディッシュは、「Giant Shrimp のガーリック風味」。私は一般にメキシコ料理は嫌いなのだが、ここは珍しくとてもおいしい。ひょっとしたら、なにもかも豆とチーズと一緒くたに一皿に盛って同じような味付けにしてしまう、シアトル近辺のメキシカン・レストランが全然駄目なだけなのかもしれない。
続いて、サンタモニカの海岸まで歩き夜風にあたっている。アメリカ人3人、日本人9人の団体で夜道を歩くのは結構恥ずかしい。少しして、「昼間の話の続きをしよう」ということになり、ホテルのバーに移動し、ミーティングの続き。文字通り、「終日ミーティング」になってしまった。
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