E3
2004.05.13
今まで、コムデックス、(盛んなころの)ビジネス・ショー、CTIA など色々なイベントに行ったことはあったが、E3は始めてである。会場そのものはそれほど大きくはないが、とにかく各ブースの飾り付けが派手で、人が多い。こんな状況をアメリカ人は、"E3 is a zoo" (直訳:E3は動物園だ)と表現する。たぶん、あまり他に娯楽がなく、動物園に行くと「人が多すぎて動物がろくに見れない」ころに出来たイディオムだろう。"E3 is a Disney Land" と言った方が、現代人の感覚にはマッチしていると思う。
E3の名物と言えば、ゲームのキャラクターのコスチュームを着て各社のゲームコンテンツを宣伝する booth babe たち。昔私が日本にいたときは、こういうイベントで雇われる女性のことを「コンパニオン・ガール」と呼んでいたが、その呼び名も温泉旅館の宴会に来てくれるお酌役の女性に使われるようになり廃れてしまった。今は日本語では何と呼ぶのだろう。
ちなみに、Sony の新しい携帯ゲーム端末PSPは、どちらかというとビデオや音楽を楽しむための総合エンターテイメント携帯端末として位置づけられており、任天堂の新しい端末Nintendo DSの「ゲーム一筋」路線とは一線を引いているように思える。これを見る限り、今のゲームボーイ・アドバンストのマーケットはやはり任天堂自身が継承し、ソニーがその少し上の世代に新しい市場を切り開く、というシナリオになると予想できる。こうなると、ソニーの Clie が、コクーンと同じ運命をたどるのは時間の問題に思える。
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