無料ホットスポット、公衆便所、ご飯のお代わり
2004.09.17
私は、以前から、「ワイアレス・ホットスポットは公衆便所のようなものであるべき」と主張してきた。「ホテルや喫茶店は、顧客に対して無料で化粧室を提供しているように、ワイアレス・インターネットも無料で提供すべきだ」という主張である。先日、ひょんなことから、機器メーカーのバッファローが、そんな世界を実現しようと FreeSpot という企画(一度「イニシアティブ」と書いたのだが、あまりカタカナを使うと長島監督になってしまうので「企画」としたが、どうもしっくり来ない...)を展開しているということを知り、それを広めるのに少しでも役に立てればと、このブログで紹介することにした。
ブロードバンドが一般家庭に普及して来た現在、インターネットへの接続は、電気・ガス・水道のように我々の生活に無くてはならないものになりつつある(インターネット無しでは呼吸困難に陥った様に感じるのは私だけでは無いはずだ)。そういったブロードバンド回線を家庭や会社に引く場合には、もちろんその容量に応じた利用料を払わねばならないことは当然である。しかし、ホテル、喫茶店、空港、駅、ショッピング・モールのような「顧客が来てくれてなんぼ」の商売をしているところは、そこに来てくれる顧客に対して無料で提供するのが当たり前だと思う。つまり、誰でも使える化粧室(=公衆便所)を提供しているような場所には、全て無料のワイアレス・インターネットが出来るようにホット・スポットを提供すべき、というのが私の主張である。
仕事で出張した先のホテルで部屋からインターネットを使おうとすると、追加料金を一日1000円とか$10とか取られたりすることがあるが、まったくの「ボッタクリ」である。金を払って泊まっている顧客から、インターネットの使用料でセコく儲けようという根性が許せない。そんな目に会うと、「こんなホテルは二度と来てやるものか」と思う。私は「とんかつ屋」と「焼肉屋」でご飯の「お代わり」にお金を取るところには二度と行かない主義だが、それと全く同じである。インターネットとご飯のお代わりぐらい、気持ちよくさせて欲しいものである。それが客商売というものでしょう。
ちなみに、FreeSpot のウェブサイト(http://www.freespot.com)には、無料でホットスポットを提供している喫茶店やホテルなどが登録してあるので、簡単にサーチができるのがとても良い(例えば、「新宿の喫茶店」でサーチがかけられる)。これからは、待ち合わせの場所を決める際には、これを使って場所を決めようと思う。
こんにちは!トラックバックありがとうございます。
公衆トイレもないですが、ホットスポットもなかなかないですね。
公共機関も民間ももっと積極的になってもいいのにと思います。
Yahoo!が力を入れるというようなニュースも聞きましたが。
またよろしくお願いします。
#本文中にリンクを張っていただけたら、もっとうれしかったのですが。
Posted by: Fuu1962 | 2004.09.26 at 05:01