ハリウッド版「シャル・ウィ・ダンス?」
2005.02.11
日本ではゴールデン・ウィークからの公開だそうだが、米国ではすでにDVDになっているハリウッド版「シャル・ウィ・ダンス?」。劇場公開の時に見損なったので、DVDを買って来て昨日見た。
リチャード・ギア、スーザン・サランドン、ジェニファー・ロペス、と超大物を三人も揃えてのキャスティングはやりすぎで、原作の良さが失われてしまうのではないかと心配していたが、意外と秀作であった。
原作と同じく、愛する妻がいて、立派な家と仕事も持ち、なんの不満も無いはずの主人公が、でも「何か不満」という気持ちを抱えながら通勤電車に揺られて毎日を過ごす「さえないサラリーマン」、をリチャード・ギアが演ずるのだが、「かっこ良すぎるんじゃないか」という私の不安を裏切って、きちんと「うらぶれた」感じを出しているのには感心した。
しかし、やはり見せ場になるとリチャード・ギアで、ジェニファー・ロペスとタンゴを踊るシーンとか、タキシード姿でスーザン・サランドンにバラの花を渡すシーンなどは、あまりにもカッコ良すぎる。役所広司なら自分を同化して感情移入できても、リチャード・ギアでは少し無理があるところが難点といえば難点である。
しかし、それも最初の「さえないサラリーマン」からの落差を見せて楽しませるという意味で言えばとても効果的だし、原作の伝えようとしていたメッセージはきちんと抑えつつ、「楽しいデート・ムービー」に仕上げているところはさすがハリウッドである。アカデミー賞の作品賞にノミネートされていながら駄作の「アビエーター」や、ブラピはかっこいいけど中身のない「オーシャンズ12」なんかよりはずっとお薦めである。
[追伸]日本でも試写会が上映されたらしく、幾つかブログを発見。やはり結構評判が良い。映画の趣味の会う人のブログを覚えておくと将来役に立つかも知れないので、すかさずブックマーク代わりにトラックバック。
そうでしたか、面白い作品なのですね。おっしゃる通り、リチャード・ギアは、カッコよすぎる気がしますが、なるほどなるほど、そんな風に仕上げられているのであれば、とても魅力的な作品なのだな、と思いました。ぜひ、観てみたいと思いました!
Posted by: @ぱお | 2005.02.12 at 03:45
トラックバックありがとうございます。
趣味が合う人....と紹介されて光栄です。
これからもよろしくお願いします。
Posted by: えい | 2005.02.12 at 05:58
トラックバック有難うございます。あちらにお住まいなんですね。
日本で公開後の評判が楽しみです。
こちらにコメントされてる「えい」さんともトラックバックがきっかけでよく情報交換しあうようになりました。
またよろしくお願いします(^O^)
Posted by: asa | 2005.02.12 at 08:11
初めてコメントします。ちょっぴり緊張気味!?
よろしくお願いします。
昨夜「オペラ座の怪人」を見に行ったら、予告編でやっていました。それで見る限り、リチャード・ギアは格好良すぎと思ったのですが、全編通してみると違うかもしれませんね。
公開を楽しみに待ちたいと思います。
ちなみに続いての予告編が、役所広司主演の潜水艦映画だったのは偶然? こちらの役所さんはりりしかったです。
Posted by: mako | 2005.02.13 at 01:07