Lexus RX330
パッケージビジネスの終焉

スターバックスの新戦略

050303_124037_1  シアトル近辺のオフィスで最近良く見かけるようになったのが、スターバックスブランドのコーヒーメーカー。カップを入れてボタンを押すだけで入れたてのコーヒーが飲めるので、とても評判が良い。社員向けのラウンジや、ショールームの待合室などに置いてあるのを良く見かけるようになった。

 知り合いの経営する会社のオフィスにも置いてあったので、秘書さんに「これってリースでしょ、幾らするの」と聞くと何と無料だという。月々ある程度以上のコーヒー豆を決まってスターバックスから買うと約束しさえすれば、無料で設置してくれるそうだ。「うちのオフィスはコーヒー好きが多いから、値段は同じだからこれにしたの。」と言う。

 つまり、これは Yahoo がADSLモデムを無料で配ったり、携帯電話事業者が「1円」で携帯電話を売ったりするのと同じく、月々の収入を確保するために機器を無料で貸し出すという、「サービス型」のビジネスモデルなのだ。

 マイクロソフトでは、私のいた99年ぐらいから「ソフトウェアはサービスだ(Software is service)」という掛け声とともにビジネスモデルの切り替えを図っているがなかなかうまく行っていない。それに先んじてスターバックスが、オフィス向けのコーヒー豆をサービス型のビジネスモデルで売ることにしたとは賞賛に値する。

 ちなみに、日本でのサービス型のビジネスモデルの先駆者として、ダスキンとセコムがよく取り上げられるが、考えてみれば一昔前は、酒・米・牛乳も限りなくサービス型に近い形で提供されていたように思う。残念なことに、あの手のビジネスは(客寄せに原価以下で売る)安売りスーパーに駆逐されてしまったが、まさに今注目されている「サービス型のビジネス」を先取りしていたのが当時の酒屋・米屋・牛乳屋であったわけだ。

 ひょっとしたら、「米びつと炊飯器を無料で配って、米をサービス型で販売するビジネスモデル」を提案すれば、新しいもの好きのベンチャー・キャピタルから資金を引き出せるかもしれない。そして、その資金を使って、駅前で炊飯器を無料で大量に配り、ユーザーを100万人集めたところで、ソフトバンクかライブドアにビジネスごと売るのだ。

Comments

noboruy

さすがですね・・やり取りが目に浮かんでくるのは私だけですかね?恐れ入りました。

Verify your Comment

Previewing your Comment

This is only a preview. Your comment has not yet been posted.

Working...
Your comment could not be posted. Error type:
Your comment has been posted. Post another comment

The letters and numbers you entered did not match the image. Please try again.

As a final step before posting your comment, enter the letters and numbers you see in the image below. This prevents automated programs from posting comments.

Having trouble reading this image? View an alternate.

Working...

Post a comment

Your Information

(Name is required. Email address will not be displayed with the comment.)