ビル・ゲイツの面接試験-14個金貨問題
2005.06.17
先日の「宿題の解答編」で「この問題にある工夫をすると14個の金貨の中からでも偽造品を見つけられる」と述べたが、その答えは「本物だと分かっている金貨を一つ追加する」である。
つまり、新しい問題は、
[第四問]ここに本物だと判明している1個の金貨と、偽造品が一つだけ混ざっている14個の金貨があます。混ざっている偽造品は、本物の金貨よりわずかに重さが違う(重いのか軽いのかは不明)ことだけが分かっています。天秤を3回だけ使って偽造品を見つけ出したいのですが、どうしたら良いでしょう。
となる。この問題の面白い所は、答えの可能性(14x2=28)が、天秤の3回の使用で場合分けできる組み合わせの数(3の3乗=27)より大きいことである。数学が得意な人は、それにも関わらずなぜ解けてしまうのかの解析までしてみると良いだろう。
ちなみに、このシリーズ(いつのまにかシリーズ化してしまっている!)の最初の問題(二つの長方形が重なっているかどうかを判定する問題)に、私が用意していた答えとは異なる解答(しかも、ちゃんとエレガントなもの)をよこしてきたエンジニアがいる。本人曰く、「昔から先生が用意している解法と異なる解法を見つけるのが好きだった」そうである。彼は、単に「シンプルでエレガントな解」を探すだけでは飽き足らず、「シンプルでエレガントで、かつユニーク解」を探し出して来たのである。
「私も昔はそんな学生だったな」と懐かしく思い出しつつ、「最近、優等生的な答えだけ出して満足していないか?」と自問してしまった私であった。
ソファいい感じですね。壁の一面を赤とかにしたらもっと面白くありません? (人の家のインテリアに勝手に口出ししてみました)
Posted by: shun | 2005.06.17 at 17:34
ありがとうございます。実は、壁の一面に大きな油絵用のキャンバスを置いて、それを黄色に塗ろうかと考えています。
Posted by: satoshi | 2005.06.17 at 22:07