心温まる道路標識
2005.06.24
私の家の近くに、見るだけで心が温かくなってしまう道路標識がある(写真)。他の場所で見たことがないので、たぶん自治体でオリジナルのものを作ってしまったのだと思う。シアトルの道路交通法のことは詳しくは知らないが、こういったユーモアに関してはおおらかな土地柄だ。
そういえば、マイクロソフト本社の前の「歩行者注意」の標識の人はフロッピー・ディスクを片手に持っていることで有名だったが、アップル本社の前の「歩行者注意」の標識の人は iPod を聞いている人などだろうか(広告そのままだ)。
ちなみに、英語ではアヒルも鴨もどちらも duck。どうしても区別したい場合には、"domestic duck" と "wild duck" とするが、普段の会話でそんな使い方をしている人に合ったことが無い。
話は横にそれるが、"domestic duck" の "domestic" は「家畜化された」という意味。"domestic" という単語は、"domestic violence" (家庭内暴力)、"domestic flight" (国内便)、などと良く使われる単語なので覚えておくと良いが、一対一で対応する日本語の単語が無いために、後ろに付く名詞しだいで言い換えなければならないので要注意。「英会話は心の中で日本語に訳している限りはうまくなれない」と良く言われが、"domestic" はそのまま覚えた方が効率が良い見本みたいな単語だ。
duck に話を戻すが、公園などで誰かが "duck!" と叫んだら、それは、「危ない、よけて!」という意味なので、頭を手でかばった方が良い(フリスビーとかボールが誤って人に向かって飛んだ場合などに使われる)。この場合の duck は、"頭を下げてすばやくよける" という意味の動詞である。
ところで、なぜ duck が「頭を下げてすばやくよける」の意味になったかが良く理解できる場面に遭遇したことがある。川辺を歩いていると、私のすぐ横を鷹が急降下して行く。その先を見ると、小鴨を5匹ばかり連れた鴨が水に浮かんでいる。小鴨を狙っているのだ。どうなることかと見ていると、鷹がつめを伸ばしてを水面すれすれに近づいたタイミングに合わせて、小鴨たちが一斉に、それも一瞬だけ水に潜ったのだ(まだ、長くは潜れないらしい)。まさに、duck が duck する瞬間を目撃したのだ。その後、鷹は、さらに3回ほど急降下攻撃を繰り返したが小鴨たちは毎回じょうずに duck し、鷹の餌食にはならずに済んだ。
こんにちは。
これと同じ標識、うちの近所でも見たことがあります。
http://www.flickr.com/photos/naotoj/8245589/in/pool-63395786@N00/
発見したら、写真を撮らずにはいられない愛らしさですね。
Posted by: naotoj | 2005.06.25 at 00:20
カルフォルニアにもあるんですね。ちなみに、そのflickrのページから、他の Xsing Signs を見ることが出来るんですね。インターネットはこういったソシアル・ネットワークのおかげでとても面白くなってきました。
Posted by: satoshi | 2005.06.25 at 14:01
いや~ 前回のコヨーテといい、今回のduckといい、とてもココロ和むネタでいいですね~ ちなみに私もシアトル在住ですが、まだこの標識は見たことがありません。今度また探してみます。
Posted by: hiro | 2005.06.26 at 11:01