『Vista. Not』って何だ?
2005.07.28
今日は、サンノゼに出張なのでブログを書かずに寝ようと思っていたのだが、面白い誤訳を見つけてしまったので、英語うんちくを一つ。
IT Media の記事、「『Vista. Not』に感動!」を読み始めたのだが、題名がどうも理解できない。読み進むと、マイクロソフトの新しいOS、Vista の批判記事らしいことは分かるが、「Vista. Not」が何なのかは最後まで読んでもわからない。
そこで、元の英文記事を見てみると、タイトルは「I am So Excited by Microsoft Vista. Not.」ではないか。ここで、日本語のタイトルが誤訳だったことが判明する。文の後に、一瞬間を置いてから"Not"と言って文全体を否定する表現方法は、10年ぐらい前に Wayne's World という映画を中心に流行った言葉遊びである。私ぐらいの年齢の人であれば、日本でも、30年ぐらい前に、語尾に「ウソブー」とつける言葉遊びが流行ったのを覚えているだろう。
つまり、その表現を使えば、
「Vista に感動。ウソブー!」
となるのである。考えて見ると、この手の言葉遊びは過去色々あって、
「Vista に感動。なんちゃって!」 (なんちゃってオジさん)
「Vista に感動。のハンタイ」 (バカボンのパパ)
なども私の世代には通じる。今の世代なら、どういうのだろう。
「Vista に感動しなくなくなくない?」
「Vista ってビミョー」
「Vista に感動。うそぴょん!」 (←ブクマ・コメントで指摘されたので追加)
あたりだろうか。マイクロソフトも頑張って、「Vistaってヤバイ」と言われるように努力しなければならない。
簡単なことです。
.NETとNOTをかけているだけ。
Posted by: nickel | 2005.07.29 at 17:08
なるへそ
Wayne's Worldにも笑った
Posted by: penny | 2005.08.08 at 21:01