2005年ユーザーインターフェイス大賞、有力候補発見!
2005.08.13
ユーザーインターフェイスに関わる仕事をしていると、日常の何気ないもののユーザーインターフェイスまでいちいち気になり、「これはこうすれば良いのにな」とか、「これじゃ普通の人は使えないよな」とか思うことは一日に何度もある。
もちろん、逆に「このユーザーインターフェイスに脱帽!」と感動を覚えることもごくたまにあり、そんな時は設計者に対する「羨望」と、「どうして先に思いつかなかったんだろう」と悔しがさが同時に湧き上がって来る。
ごく最近、そんな思いをさせられたのがこの「インスタント・ヌードル・タイマー」。お湯を入れたカップヌードルを上に置くだけでタイマーのスイッチが入るという直感的なユーザーインターフェイスがなんと言ってもすばらしい。「お湯を入れて3分待つ」ことが「調理」に相当する行為であることに着目し、「調理=コンロ」という直感的に結びやすい形状をとって、(1)購買者の注目を引き付ける、(2)キッチンで見つけやすくする、という両方の役目を果たしているところがすごい。もちろん、ユーモアのセンスにも脱帽である。楽天で7月のベストセラーランキングに入っていることもうなずける。
ところで、このブログの前に別の場所で書いていたブログでは "User Interface is Art" というタイトルで、主にユーザーインターフェイスに関するうんちくを書き、「User Interace of the Year(今年のユーザーインターフェイス大賞)」などという賞を主催して遊んでいたのだが、その賞を再開するのも悪くないかもしれない。2005年の最初のノミネーションはこれに決まりだ。
[今日の誤変換] ノミネーション=飲みネーション: 酒飲みばっかりの国ってことか、そこじゃ下戸の私は非国民だ^^;)
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