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小泉首相のアンディ・ウォーホール風似顔絵

Queen のライブコンサート?!

050910_114859_1 久しぶりに「目が点」になる思いをした。

 カナダでツアー中の「Queen」が急遽シアトルでコンサートを開くことになった、と言う情報を手に入れたのがわずか数週間前のことである。「まだ活動していたのか」という驚きもあったが、ローリングストーンズもまだ現役バリバリで活動していることだし、クイーンだって活動していてもおかしくない。キムタクの「プライド」で I was born to love you が主題歌として使われて以来の「にわかクイーンファン」としては、このチャンスを逃がすことは出来ないと早速チケットを入手。以外とあっさりと手に入る。

 コンサートの日が近づいた先週になって、知り合いにコンサートのことを話すと、「え、クイーンってもう活動していないんじゃなかったっけ」との返事が返ってくる。以外とこのコンサートのことは知られていないらしい。

 そのうち一人は「フレディ・マーキュリーって死んだんじゃなかったっけ」と言う。その時点で少し不安になる。そんな時にローカルニュースでこのコンサートのことを報道しているのを途中から見たのだが、アナウンサーが「新しいボーカルでよりクイーンらしくなり、うんぬん」と言っている。「そうか、フレディ・マーキュリーはやはり死んでしまっていて、新しいボーカルを見つけて復活したのか」と納得する。

 コンサートの当日、コンサートホールに入って驚いた、前から15番目でセンターのすばらしい席なのだ。こんな席でクイーンのライブが見れるなんて、なんというラッキーだ。シアトルに住んでいて本当に良かった。席について、入り口でもらったチラシに目を何気なく通す。このコンサートのチラシも混ざっている。ボーカルの写真が正面に載っているが、確かにフレディではない。やはり新しいボーカルなのだ。しかし、どうも変だ。妙にフレディに似ているのだ。「妙だな?」と思ってチラシをひっくり返すと、ショッキングな文字が目に入る。

As good as real Queen! (本物のクイーンと同じぐらいすばらしい!)

 「え、これって Queen のものまねバンド!?」とこの時点でやっと気がつき、となりの妻と目を合わせる。まさに、「目が点になる」瞬間である。「これって、他の人たちはみんなものまねだって知っているんだよね」、「どうりでこんな良い席のチケットが簡単に手に入るはずだよ」、「でも、楽しむしかないよね」とショックを隠し切れない二人。

 幕があがると、フレディ・マーキュリーのそっくりさんが完全にフレディになりきってコンサートが始まる。顔も声も振りも全てがそっくりで、歌も演奏もプロ級の、「プロのそっくりさん」である。お客の方も大ノリで、全員総立ちでロック&ロール。コンサートも終わりに近づくに連れ、ホール内の温度も上昇し、we are the champion では全員でこぶしを振り上げ、we will rock you は大合唱して幕を閉じる。

 完全に勘違いして行ってしまった私達も、結局は思いっきり一緒に楽しんでしまった、という「クイーンそっくりさん」のライブコンサートであった。

Comments

 Naotake

いつも読ませていただいております。クイーンお好きだったんですね。ご覧になったような現象、ほかのそっくりさんバンドでも見られるようですが、フレディが体現していた「聴衆との一体ノリ」の精神が本人亡き後も観客に乗り移り、トリュビュートバンドという「霊媒」を得て復活しているような感すらあります。

本家クイーンのお墨付きの日本人によるトリュビュートバンドにKWEENというものがありますが、ご存知ですか?日本人なのに遠くから見た感じでは本物そっくりです。

http://www.kween.jp/

フレディ役の人がハゲているのがちと哀しいですが…。

satoshi

 日本にもあるとは驚きですね。しかし、観客も演奏している人たちも皆熱狂的なクイーンのファンだからこそ成り立つコンサート、クイーンって本当にすごいバンドだったんですね。

mkiyota

本物のクイーンも、ボーカルに元Bad Companyのポール・ロジャースを迎えてQueen + Paul Rodgersという名義で、今年復活していますよ。途中までてっきりそのお話かと思って読んでました。
公式サイト
http://www.queenpluspaulrodgers.com/index.php
日本でも来月公演が決まっており、ファンの間で話題になっています。

satoshi

mkiyotaさん、情報ありがとうございます。と、言うことは私がニュースで見たのは本物のクイーンのことだったんですね、たぶん…

Hisada

今年、歌舞伎町の新宿コマ劇場で、クイーンの曲を題材にしたMusical 「We will Rock You」をやっていたので、行って来ました。
前編もちろんクイーンの曲でしたが、最後にかけて異常なほどに盛り上がりました。息子を連れていきましたが、彼もすっかりクイーンのファンになったようです。

satoshi

 確かにクイーンの曲って、劇場やコンサートホールなので以上に盛り上がりやすい曲ですね。大勢で声を上げるもりあがりって人間の本能に近い部分に訴えかけてきます。クイーンは、その辺を知った上でコンサート向けの曲作りをしていたのでしょうね。本物のフレディマーキュリーが見たかったです。

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