やはり、ブラピとアンジェリーナが来日
「グーグル、10の黄金律」に込められたマイクロソフトに対する痛烈な皮肉

冬に、外に雨が降っていても家の中がとても乾燥しているのはなぜ?

051205_013302 シアトルの冬は東京とは違って、雨や雪の日が多いのだが、それでも家の中は常に乾燥している。加湿器のスイッチを入れずに眠ると、朝になると喉がカラカラになってしまう。

 今日の朝、「どうして外はあんなに湿っているのに、家の中はこんなに乾燥しているの?」と妻が質問して来た。もっともな質問である。そこで、今日は久々の「科学うんちく」。

 我々が普段使っている「湿度」とは、「相対湿度」と呼ばれるもので、空気中の水蒸気量を飽和水蒸気量(空気が含むことの出来る水蒸気量)で割ったものである。これは、ものが乾きやすいとか乾きにくいとかいう、我々の生活実感を最も的確に表わす数値として広く使われている。

 この飽和水蒸気量というのは、一定ではなく、温度の上昇とともに増える、という性質を持っている(参照)。0℃では1立方メートルあたり4.8グラムの水蒸気しか含むことが出来ないのだが、それが20℃だと17.2グラムまで含むことができるのである。

 これは、外気温が0℃で湿度が80%あった場合(1立方メートルあたり3.84グラムの水蒸気)、それをそのまま室内に取り込んで暖房機で20℃まで暖めると、(空気に含まれた水蒸気量は同じく1立方メートルあたり3.84グラムなのに)湿度は22%に下がる、ということを意味している。つまり、20℃での飽和水蒸気量が0℃の時よりも高いために、「同じ量の水蒸気を含む空気でありながら、空気が温められた室内の方が、相対的にものが乾きやすい状態になる」のである。

 昔のガスストーブや石油ストーブは、ガスや石油が燃焼する際に(二酸化炭素と同時に)少しは水蒸気を室内に排出していたので、ある程度湿度の低下は抑えられていたが、今の時代の暖房機は単に空気を暖めるだけなので、極端に湿度が低下することになるのである。

 ゆえに加湿器が売れることになるのだが、それならば最初から加湿機能付きの暖房機を作ってくれれば良い、と私は思うのだがどうだろうか。水道工事が入るので少し大掛かりだが、新築のマンションであればそれほど工費をかけずに実現できるはずである。「AIリモコン」や「カオスセンサー」なんかよりよっぽど実用的である。

Comments

KOu

Moo-TblogのKOuといいます。

>加湿機能付きの暖房機を作ってくれれば良い

家電業界には、合体商品は危険な橋という思想がなんとなくあるようです。
「どちらかが故障したら両方失う」から別々に買った方が得策だ…とユーザーが思うだろうから買ってくれないだろうなぁ。
という考えからです。

「AIリモコン」や「カオスセンサー」は独立で商品販売できそうもないので多機能化の一端になりますが、加湿器は独立できますから、別に売った方がいいと。

その反面、当たると大きいという思想もあります。ラジカセしかり、オーブントースター付き電子レンジしかり。
加湿には高温とファンが必要ですが、暖房機にはその両方が備わっているので、いけそう…と最初にどこが思い切るか?ですね^^

passageiro

脊髄反射的で恐縮ですが、ダイキンから湿度調節可能なエアコンが出ています。

我家はそれを使っていますが、外気中の水分を凝縮させて加湿するそうで、室外機が他の機種よりもふたまわりほど大きいです。乾燥した冬場は水分凝縮に時間がかかるのかスイッチを入れてから温風が出るまでに長いときは5分ぐらいかかります。

昔から売られている商品ですが、売り場でも格別の扱いはなく「ちょっと高機能だけど高いエアコン」のような扱いです。体感温度と相対湿度との関係についてあまり知られていないのでしょうか。

passageiro

> 外気中の水分を凝縮させて加湿する
→外気中の水分を凝縮させて加湿のために使う。

自己修正です。

水分を大気から補給するため、他のエアコンと同様の設置工事でした。
室外機が大きいのと、室外機と室内機をつなぐパイプが太い(多い?)のが通常エアコンとの違いです。

satoshi

「外気中の水分を凝縮」ですか、それならば水道工事は必要ありませんね。しかし、それをダイキンがっていうところがミソですね。私もダイキンのエアコンを持っていたことがありますが、性能は良いのですが使い勝手が悪く、やはり「家電は家電メーカーの方が良いな」と感じたことがあります。

 松下電器あたりが本気で作ってくれると、他も追従して一気に変わるのが日本の家電ですよね。ぜひとも作って欲しいものです。

satoshi

ダイキンの「うるるとさらら」ですね。下のリンクに湿度調整の仕組みが書いてあります。

http://www.daikinaircon.com/catalog/roomaircon/kabekake/01/index.html

なかなかの優れものですね。

benoit

備え付けの24時間フルエアコンにも加湿器付きの物がありますが、建築会社の方にお聞きしたら「家中を通るダクトの中に湿気を通すのは、お勧めできない」との事でした。
たしかに、カビでも発生したら家中に胞子が蔓延するなんてことになりそうですから、現時点では難しいのかも。

satoshi

benoitさん、確かにダクトの中に常に湿気を含んだ空気を通すのは、色々と問題がありそうですね。セントラル・ヒーティングには使えませんね。

otter

はじめまして。ブログ、楽しく読ませていただいています。

特に実験などで確認したわけではないのですが、冬に乾燥した部屋でも、窓の部分には結構水が結露していることからして、自分なりに考えてみたことがあります。(そんなに大それたことではないのですが…笑)

室内の温度が室外の温度に相対して極端に高い場合に室内湿度が下がる原因のもうひとつとして、結露があると思います。建物の壁が室外気で冷却されているので、部屋の中では、窓、壁、天井、床などが室内気温に比べてとても低くなっていたりして、室内の湿度が部屋の表面に空気から吸い出されてしまうのではないでしょうか。

ということは、部屋の断熱効率を上げずに加湿をすると空気中に追加された水分がどんどん室内の冷たいものの表面に持っていかれてしまって、一時的には室内気中の湿度を上げることができても、湿度の上がった状態で安定することは出来ないのではないかと僕は思います。

ということで、加湿器を追加するのと同時に、部屋の断熱効率をあげることがとても大切なのだと思っています。あとは、室内温度を出来るだけ低めに設定することでも、湿度を安定して高めに保つことが出来る…というのは、いえますね…とはいっても、冬は寒いから、部屋をあったかくするんですけど…

私は、乾燥がとても苦手なので、冬でも部屋は出来るだけ暖かくせず、厚着するようにしています。加湿器なしでも、そうすると、そんなにひどく乾燥しないようです…

ではでは。

satoshi

>加湿器を追加するのと同時に、部屋の断熱効率をあげることがとても大切なのだと思っています

 その通りですね。窓の断熱効果が弱いと、その部分だけ気温が低い→飽和水蒸気量が少ない、となるため、せっかく加湿器を働かせても、加えられた水分がどんどん結露してしまい、結果として部屋全体の湿度は上がらない、ということになってしまいますね。

nob

「結露」で湿度が下がってしまう、というのには「なるほど」と思いました。窓ガラスなどの冷たいものが「除湿機」の働きをしてしまっているわけですね。

わが家では洗濯物を室内に干しているので除湿機をフル回転させています。夏には1日で満杯になるほど水がたまるのに、冬は1割もたまりません。空気中にある水蒸気の量がそもそも少ないのですね。そこでさらに暖房で温度が上がれば、相対湿度はひとたまりもなく小さくなるというわけです。

昔、日本に来た外国人がが湿度が高いことに音をあげて、部屋でガスストーブをつけたそうです。室温を高くして相対湿度を下げよう、という作戦。

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