シアトルの春一番は、雹(ひょう)とともに
2006.03.12
日本では春一番が吹いた(正確には、気象庁が「春一番」と認定するに値する風の強い日があった―気象庁の「春一番」について参照)らしいが、シアトルにもこの時期には強い風が吹く。ただし、英語には「春一番」のような粋な言葉はなく、テレビの天気予報のでは単に「ストーム」と呼ぶだけである。
この時期のシアトル地方の強い風は積乱雲によって起こされる風なので、相変わらず氷点下に近い気温と、積乱雲で作られる上昇気流の影響で雹(ひょう)が降ることが多い(雹は、湿った空気が冷やされて凝固した氷の粒が上昇気流でもまれているうちに成長してできる―詳しくはwikipedia参照)。
今年は先週の金曜日の夕方に雹がふった。風流な人ならば、「ガラス窓にあたる雹の音が私には春が窓を叩いているように聞こえる」と言いそうだが、私の頭に最初によぎったのは、「車は、地下駐車場だから大丈夫」である。
一度だけ外にいるときに激しい雹に降られたことがあるが、その時はゴルフの最中だったので、傘をさしてプレーを続けた。ドライバーやアイアンショットにはそれほどの影響は無かったのだが、グリーン上の雹のお陰でパッティングがあまりにも難しくなってしまい、やむ終えず途中で中断したことを覚えている。
土曜の朝になって庭をみるとビー球大の雹が溶けずに芝生の上に残っているので、すかさず携帯電話でパチリ。シアトルの春も近い。
私はロサンゼルス近郊の街に住んでいる者ですが、つい数日前にフリーウェイ(I-10)を走っていたら急に雹(粒は小さめでしたが)が降ってきて、その日は決して低い気温でなかっただけにびっくりしました。年中を通じて気温の差が少ない地域なので住みやすいのですが、一日の中で急激に暑くなったり寒くなったりするのは、慣れるまでは辛いですね。
Posted by: mahiran | 2006.03.14 at 14:06
雹でこわいのはやはり車への害ですよね。http://www.fureai.or.jp/~noranbo/00530.htm
わたしも以前屋根なし駐車場でしたので、雹が落ちそうな天気のときはひやひやしていました。いちど小粒なのが落ちてきたときには近くのファミレス駐車場へ逃げていったことがあります。
Posted by: & | 2006.03.14 at 16:53