「Web2.0を活用する10の方法」その9
2006.03.06
「Web2.0を活用する10の方法」その9は、Reuse Other Services Aggressively―他の会社のサービスを積極的に活用しよう。筆者は、ソフトウェアの開発コストはスクリプト言語などで従来より格段に安くなったのに対して、情報やコンテンツを集めるのは相変わらずとても大変であると指摘した上で、Google Map や Craiglists が提供するウェブサービスを積極的に活用しようと薦めている。
他の会社のサービスを再利用するべきかどうかは、「どこで勝負するか」を考えればおのずと明らかになってくると思う。ネットで書籍の流通システムまで作ろうとしている会社がアマゾンのウェブサービスを使うのは明らかに間違っているが、自社なりのユニークな書評やランキングを備えたバーチャル書店を作るのであれば、アマゾンのウェブサービスを使うのは理にかなっている。
逆の立ち場から見れば、「この部分だけはこの会社に任せてしまった方が良いかな」と思わせるぐらい圧倒的な情報量を誇るサービスをどこよりも先に作ってしまえば勝ち、ということである。この点にいち早く気づいて先手を打ったのがGoogle、そこにやっと気がついたのがMicrosoftである。
ソフトウェアは戦いに必要な武器だが、最終的に勝敗を決めるのはサービスが提供する情報やコンテンツだ、というところが面白いところでもあり、難しいところでもある。
『どこで勝負するか』ということが大事というのは、心に響いた。
特に資源が限られている、中小企業は、この定義をはっきりさせて戦う事が重要だなと思う。
そこでふと思うのだが、中小企業にとって、主力以外の部門、例えば、経理や営業などを低価格で高品質の専門会社に外部委託(アウトソーシング)できたら、有益だなと思う。
そうすれば、中小企業の限られた資源を主力に集中する事ができるから。
Posted by: ぶらぶら | 2006.03.11 at 17:51