Dilbert Joke、社員のやる気をどうやって向上させるか
2006.05.23
日本での知名度はあまり高くないかも知れないが、Dilbertというコミック(日本の4コママンガのようなもの)がアメリカ人の間では人気だ。だめな管理職だとかずるい社員を描いた、皮肉たっぷりの大人向けマンガだ。
私自身は絵は書けないが、ときどきDilbertの台本を頭の中で作って遊んでいる。今朝、通勤途中に考えた作品がこれ。
社長と部長がオフィスで立ち話をしている。
部長「最近社員のやる気が落ちているように思います。」
社長「確かに。何とかしなければならないな。」
部長「運動会はどうでしょう。」
社長「運動会か。大きな会社みたいだな。」
そこへ社員が歩いてくる。
社員「部長、お話中申し訳ありませんが、相談があります。」
部長「いったい何だね。」
社員「今度のプロジェクトなんですが、私にはどうしても収益が上がるとは思えないんです。」
部長「収益?ビジネスのことは僕らに任せて、君はソフトウェアを作っていればいいんだよ。」
社員「でも…」
部長「いいから、さっさと席に戻って仕事をしてくれたまえ。大事な会議の最中なんだ。」
部長は再び社長の方を向く。
部長「社長、運動会がだめなら、ボーリング大会ではどうでしょう。」
社長「ボーリング大会か。俺はベストスコアが101だからなァ。」
部長「やりましょうよ、社長。社員のやる気が上がること間違い無しです!」
人間は日常、「死」を意識することはあまりない。いや、意識したくないのかもしれない。最近、戦争・政治・経済・事件を見るに際して、『毎日、生きている』といったことが、どれだけ難しいことなのかを実感するようになった。成人は自身の生活を維持するために何らかの「経済活動」に従事する。また、多くの場合、「経済活動」は人間と人間の相互的なモノやお金の移動を伴うことによって成立している。つまり、資本主義社会において、人間は独りで生きていくことは思っている以上に困難である・・・。
人間の一生はわれわれが意識しているよりも短いだろう。それならば、楽しんで仕事がしたい。自分と接するひとと『お客様』のように接する。人間はひとりだけでできることには限界がある。そのためには、チームワークが大切だ。チームワークと言うと、まるでスポーツのようだが、たぶん、組織とは『仲間』である時に最大のパフォーマンスを発揮するのではないだろうか。西欧型の経営モデル・成果主義は確かに素晴らしい。しかし、社会に浸透するには時間を要すだろう。なぜならば、文化や社会的な発想の転換が求められるからだ。いまこそ、新しいビジネス・イノベーションが求められているのかもしれない・・・。
Posted by: Maki | 2006.05.23 at 13:39
社員だけじゃなくて、自分のやる気をどうやって向上させるかが、問題ですw
自分で会社やってたときも、モチベーションコントールが難しかったですね。
とくに、あまり面白くない仕事とか、どーしょもないクライアントの時に。
最近、自分のやる気は「面白い仕事しか受けない」ってことで、向上させてます。
Posted by: masuidrive | 2006.05.23 at 18:12
自分が面白がれることをやり続けるということは、どのような世界であれ自分のモチベーションを維持し、ひいてはいい仕事をしていくための条件ですよね。でもそれは予想以上に難しいことでもありそうです。
Posted by: aenigma | 2006.05.23 at 19:34
いつも楽しく読ませていただいていますが、記事だけでなく、掲載されている写真がまたいつも素敵ですよね。ご自身で撮っていらっしゃるんでしょうか。
Posted by: razorboy | 2006.05.29 at 19:43
はい、ほとんどの写真は、自分で撮影したものです。カメラは、日本の携帯(SH901i)です。
Posted by: satoshi | 2006.05.29 at 20:51