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必ずしも「テクノロジー=人間不在」ではないことをブログが証明してくれた

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 何ヶ月か前のことだが、社員の一人が、UIEngine上のサンプル・アプリなどを公開している「UIEngineだ」というブログを発見した。ブログが日本語で書かれていることもあり、当初は「サトシが偽名で書いているに違いない」、とふとどきなことを言い出す社員もいたぐらいだ。

 それ以来、「UIEngineだ」さんには、フォーラムなどにも活発に参加していただいている。第三者に使っていただくにはまだまだ未熟な点の多いUIEngineだが、こういった方々からの叱咤激励こそが社員たちのエネルギーになるので、大変感謝している。

 そんな「UIEngineだ」さんから、「遊びに行っていいですか」と連絡を受けたのは1ヶ月ほど前のこと、それが実現したのが先週のことである。彼のブログには既に訪問レポートが書かれている。

「永遠のパソコン少年」の会社-UIEvolution-訪問 その1
「永遠のパソコン少年」の会社-UIEvolution-訪問 その2

 この件に関してつくづく感じたのは、やはりブログの持つ力。既にお互いのブログを読んでいたからこその信頼関係も既に生まれており、その「個人と個人」の繋がりの上にこそ成り立つ、「遊びに行っていいですか」「どうぞ」「せっかくなら会社の取材も」「それは楽しそうだ」というものすごく気軽で自然な流れの中で実現した今回の訪問。「ブログ以前」の社会ではありえなかったことである。

 「テクノロジー」と言う言葉には、どうしても「人間不在」みたいなイメージが付きまとうが(チャップリンの「モダンタイムズ」以来か?)、ことブログに関して言えば、逆に「個」の存在感が高まっているようにすら感じられる。ネットには、「荒らし」、「晒し」、「出会い系犯罪」、「ネット廃人」などなど暗いイメージばかりが先行していた感があるが、そんなイメージを払拭する力を持っているのがブログではないか、と思う今日このごろである。

Comments

(技術屋+企画屋)/2

テクノロジーの向こうにもっと人間(技術者)を見てほしいと思っている。なんだか分からないものだと片付けないでほしい。
テクノロジーは、それを作った技術者たちの考えをあらわしているものであり、技術者そのものの一面をあらわしているのだと思う。 不親切なモノは、不親切な人が作ったのだな っと理解してほしい。

逆に、技術者は自分の人格が現れているという自覚を持つべきだろう。

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