Web2.0 キーワードブック、共同執筆
2006.06.12
少し前書いた「AJAXの本質、『非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション』のススメ」は、このブログの人気エントリーの一つだが、あれを書いて以来、AJAXに関する執筆や講演の依頼がいくつも寄せられている。本業もあるので、全ての依頼を受けられるわけでもないが、受けたものの一つが、翔泳社の「Web2.0キーワードブック(7月5日発売、アマゾンは既に予約販売を開始)」の共同執筆。
各執筆者がWeb2.0関連のキーワードを一つづつ担当し、それぞれのキーワードを切り口として最近のウェブ・サービス・ビジネスの動向を語る、という面白い企画だ。私自身、まだ出来上がったものを手にしていないので私のセクション以外にどんなことが書いてあるかは知らないが、執筆者の面子を見る限りかなり楽しめそうだ。
私の担当はAJAX。「使い勝手の改善がソフトウェアを変える」というサブタイトルで、AJAXの技術面よりも、なぜ今AJAXが注目されているか、だとか、Microsoftに代表されるソフトウェアビジネスへの影響など、を書いてみた。
私のセクションの小見出しは以下の通り。
・AJAXの定義
・なぜAJAXなのか―Google Mapの功績
・「リッチクライアント対シンクライアントの戦い」第二幕
・根本的に変わるアプリケーションの作り方
・ビジネスへのインパクト
・AJAXはパソコンだけのものか
・AJAXのもたらす未来
・使い勝手を良くすることがなぜそれほど重要なのか?
前半でAJAXに関する一般論を展開した上で、後半はUIEのビジョンやUIEngineの話を織り交ぜながら(しっかりと会社の宣伝をし^^)、親会社(スクエニ)の将来のビジネスモデルに関してもサラッと触れた上で、最後にユーザー・エクスペリエンスの重要性を強調する、るという味付けに仕上げてみた。
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