あえて断定せずに説得力を増すテクニック
Street of dreams 2006 (シアトル豪邸ツアー)

映画「Hotel Rwanda(ホテル・ルワンダ)」

 アカデミー賞候補になりながら、「日本で商業的に成功するとは思えない」という判断で一時は公開も危ぶまれた「ホテル・ルワンダ」。こちら(米国)では既にDVDになっているので、Netflixで注文し今日になってやっと見た。なかなかすごい映画だ。

 日本での公開を求める人たちによる「『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会」が設立された時にはどうなるものかと注目していたのだが、彼らの願いがかなったのはやっと今年になってのことである。彼らは、今でも「『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会」に名前を変えて活動を続けているようだ。

 このジャンルの映画では、「シンドラーズ・リスト」「ライフ・イズ・ビューティフル」に続く名作と言ってよいだろう。シリアス映画の好きな人はぜひとも見ておくべき作品だ。現在でも各地で上映中だし(上映の日程は、上記の応援する会のホームページに書いてある)、DVDも来月には発売になる(アマゾンで予約が可能)ので、ぜひとも見ていただきたい。

 しかし、こんな映画を見るたびに思うのは、人種や民族間でのいざこざが、いつの間にか普通の人々の間で命を奪い合うまでの憎悪にまでエスカレートしてしまうことの恐ろしさ。日本と北朝鮮との緊張が高まるにつれ、それがしだいに互いの国民同士の憎悪に変化していかないことを強く望む。「先制攻撃も辞さない」という政府の言葉が、堤防を決壊させる最初の一歩でなければ良いのだが。

Comments

snowbees

CIA物ですが、「シリアナ」が好評と:
http://blyce.blog5.fc2.com/blog-entry-119.html

zoffy

>CIA物ですが、「シリアナ」が好評と

『シリアナ』もジェフ・スコールの財団がスポンサーだそうですね、元eBayの。
“負けず嫌い”の起業家たちのお金の使いっぷり競争に興味深々です(もちろんいつか仲間入りしたいものですが……)。
http://d.hatena.ne.jp/essa/20060712/p1/

なご

北朝鮮問題に関しては、日本が堤防を築く良いチャンスだと思われます。だって決壊するもなにも今は堤防がないんだもの。

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