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ついにおいしい焼き鳥の焼き方をマスター

Yakitori シアトルの短い夏に欠かせないのがバーベキュー。そして、肉を焼くのは私の役目。牛肉を焼くコツはあっさりとマスターできたのだが(強火で両面を一気にあぶってから、じっくりと火を通せばよい)、鶏肉を上手に焼くのはなかなか難しい。鶏肉から落ちた油に火がついて真っ黒になってしまったり、火を通しすぎて肉のうまみがなくなってしまったりするので、手間がかかる上に、味が安定しないのだ。

 ところが、ひょっとした偶然からおいしい鶏肉の焼き方、それも焼き鳥に最適な焼き方をマスターしたのだ。そこで、今日は「バーベキューグリルで焼き鳥をおいしく焼く裏技」を披露する。

 秘訣は「ピザ・ストーン」(「ベーキング・ストーン」とも呼ばれる)。厚さ15ミリ、半径30センチぐらいの円形のセラミックの板である。本来は、オーブンでピザをおいしく焼くためのプレートなのだが、これが焼き鳥にピッタリなのだ。

 この板をグリルの網の上の乗せ、強火でアツアツに熱したところに、串に刺した鶏肉を(なんらかの仕組みで)板に触れないように数センチ離して置き、グリルのフタをしてそのまま強火で10分ほど加熱するだけで良い(途中で串をまわす必要はない。ただし、タレで焼く場合は、5分後と焼き上がりの寸前にタレをハケなどで二度塗り・三度塗りしてやるとよりおいしくなる)。こうやって焼くと、たいした手間もかけずに、安定して外が香ばしく中がジューシーな、とてもおいしい焼き鳥が作れるのだ。

 ちなみに、この板は、そもそもタンドーリ・チキンを焼こうと思って用意したもの。タンドーリ・チキンは熱した素焼きの壺の中で焼くので、それを再現しようとしたのだが、試しに一緒に焼いてみた焼き鳥があまりにもおいしかったので、焼き鳥専用の板に昇格したのだ。

 科学的に解説すれば、このおいしさの原因は熱せられたセラミックの板から出る遠赤外線。備長炭で焼いた焼き鳥がおいしいのと同じ原理だ。

 さっそく友人を招待して食べてもらったのだが、彼いわく、「これで引退しても『焼き鳥屋』で生きて行けますね」。最高の褒め言葉である。


Amazonのインスタントストアで遊んでみた

Amazon_store  数日前からAmazonのアソシエイトのページに、「インスタントストア」という項目が追加されたので気になっていたのだが、昨日になってやっと時間が作れたので、さっそく遊んでみた。

 Amazonのウェブサービスを使い、オリジナルのオンラインストアを作ることが出来るというサービスだ。ウェブサービスとは言っても、XMLやHTMLを勉強する必要もなく、誰でも簡単にオンラインストアが作れてしまうところが優れものだ。

 life is beautiful オンラインストア

 ストアのトップに自分の選んだ商品を9つまで並べられる様になっているので、このブログの歴代ベストセラー書籍を並べてみた。

Amazon_category

 これに加えて、「DVD」、「エレクトロニクス」などのカテゴリー別のページを作れるのだが、そこでは残念ながら商品の個別指定は出来ず、フィルターの指定ができるだけである。そうは言っても、フィルターの設定の仕方とタイトルの付け方でそれなりのオリジナリティは発揮できる(右図参照)。

 このブログでは、1年以上前からAmazonのアソシエイトとGoogleのAdSenseの両方を試しているが、クリック率、売り上げ、おもてなし、のどれをとっても、Amazonの方が格段に上である。私自身が他の人のブログを読むときも、紹介されているAmazonの商品をクリックすることはしばしばあるが、Googleの広告はクリックしたことがない。にも関わらず、なぜGoogleの広告収入があれほどあるのかがどうしても直感的に納得できない私である。以前にも、「Amazon Affliate が Google AdSense に勝てる理由」というのを書いたが、長い眼で見たらちゃんと流通に絡んでいるAmazonの方が強いのではないかと思える。

【追記】 ちなみに、Amazon関連の「AmazonとWalmartの狭間に消えたTower Record」というエントリーをCNETブログに書いたので、そちらもよろしく。


服部真澄「エルドラド」書評。そして次回作の提案

060825_011512  ここのところしばらく面白い小説に出会っていなかったのだが、久々にヒットしたのが、服部真澄の「エル・ドラド」。遺伝子組み換え作物(GMO - Genetically Modified Organism)ビジネスに絡むサスペンス小説。科学うんちく好きの私にはテーマがピッタリだったし、サスペンスとしての構成もなかなか良くできていたので、一気に読めた。

 服部真澄の小説は最初に読んだのが「龍の契り」。これは香港の返還をテーマにしたサスペンス作品だが(ちなみに、これもお勧めの一品)、彼女の小説に共通するのは、ニュースや歴史上の事実から「本当にあったとしてもおかしくない」リアリティのある事件や陰謀を創り出している点。もし、彼女がジャーナリストとして同じテーマを書いていたら色々と物議をかもし出しそうなテーマだが、あくまで「フィクション」という形を採りながらも、そこにしっかりとしたメッセージを込めているあたりは、かなりの確信犯にも見える。

 私が服部真澄だったら、次に選ぶテーマはES細胞(胎児幹細胞)ビジネス。分裂し始めたばかりの人間の受精卵から、その受精卵を生かしたまま細胞を一つ取り出して、それから幹細胞を増殖させるというテクニックが開発されたと報道されたばかり(Yahoo!ニュース参照)だが、これをネタにした企業サスペンスだ。表向きは「奇形や病気の要因になる遺伝子が親から子供に受け継がれるのを避ける」という遺伝子治療ビジネスに従事する企業が、ごく一部の資産家や著名人向けに、秘密裏に「IQが高い遺伝子」「運動能力に優れた遺伝子」を持った子供を作り出すというサービスを始めたらしいことを探りだした女性ジャーナリストが、その企業に潜入するに従ってさまざまな危険に出会いながら、さらにすごい陰謀を暴いて行く、という小説だ。水野美紀を主人公にして映画化することを最初から前提にして、彼女を意識して書いていただけるとなお良いのだが…(と言いつつ、水野美紀のブログにTBしてみる実験。残念ながら服部真澄のブログは発見できず)。


CTIAの準備で大忙し

Ctia_booth まもなくCTIAの秋のイベントのCTIA Wireless IT & Entertainmentが開催されるので、UIEのマーケティング部門はその準備で大忙し。私自身もデモ用のアプリケーション作りで飛び入り参加。久しぶりに思いっきりプログラムが書けて楽しいのなんの(おかげで、このブログの更新もとどこおりがちだが…)。

 私の担当は、テレコム業界が注目するトリプルプレー(インターネット、IP電話、IPTVを組み合わせた統合サービス)、もしくはクアドロプレー(それに携帯電話を足したもの)に会わせたサービス・アプリケーションの提案。携帯電話からプラズマテレビまでを統合したマルチ・メディア・サービスはどうあるべきかを眼に見える形で提案しようという試みである。

 MicrosoftやAppleがあくまで独自のユーザー・エクスペリエンスにこだわるのとは一線を引き、「ユーザー・エクスペリエンスはあくまでサービス事業者が責任を持って提供すべき」というスタンスの会社なので、その部分をちゃんと明確にしながら、かつ同時に「ちゃんと眼に見える形」にしなければならないところが結構難しい。UIEngineだけのテクノロジー・デモではなかなか理解してもらえないし、かと言って、あまり作りこみ過ぎると今度は特定のUIをライセンスしようとしているのかと勘違いされる可能性がある。そのあたりのバランスが難しいのだ。


株取引問題、解答編

 先日の頭の体操「株取引問題」。かなり手ごたえのある問題だったようだが、たくさんの正解が寄せられた。何よりも私にとって収穫だったのは、この問題には「ランダムウォーク問題」という名前が付いていることをコメント欄で教わったこと(感謝、感謝)。統計学の学者たちはすでにこの問題の面白さに気が付いて、色々と研究を重ねてきたらしい。

 しかし、このコーナーの趣旨に基づき、あくまで中学生レベルの数学のみを使った模範解答をしめさなければならない。

 この問題を解く時に、まず最初にしっかりと認識すべき点は、ある時点での(株の将来価格の)期待値は、その日の株価だけで決まる、という点である(問題中の「過去の株価の推移からは一切未来のことは予想できない」という言葉に注目)。つまり、期待値Eは、現時点の株価kの関数、E(k)として表すことが出来るのである。

 次に着目すべき点は、株価がkだった次の日は、必ず株価はk-1またはk+1になり、それぞれの確率は1/2であること。つまり、1/2の確率でE(k-1)の状態に、1/2の確率でE(k+1)の状態に推移するのである。すなわち、

 E(k) = (E(k-1) + E(k+1))/2

が成り立つのである。「コインを一枚投げて、表だったら期待値100円の宝くじを、裏だったら期待値200円の宝くじをもらえる」という条件が与えられた時の期待値がその平均の150円になるのと同じ理屈である。この式を少し変更すると。

 E(k+1)-E(k) = E(k)-E(k-1)

となる。つまり、kを1つ動かした時のE(k)の変化は、kの値によらず一定なのである。E(k)をkを横軸にEを縦軸にグラフを書くと、E(k)は傾きが一定の直線状に並ぶことになる。

 ここで、問題の条件にある通り、株価が上限のPになったときにも、下限のQになったときにも売却することが決まっているので、

  E(P)=P、E(Q)=Q

である。E(k)はこの2点を通る直線上にあるので、

  E(k)=k

これに初期値のNを代入すると、

 E(N)=N

となる。これを図にすると、こんな感じになる。

Kabuka

 これならば中学生にも理解してもらえるはずだ(とは、言っても、このブログを読んでいる中学生はまずいないだろうが…)。


ビルゲイツの面接試験―株取引編

060716_114316 先日私が出した「亀の子算」に刺激されてUIEJのメンバーたちが幾つか問題を作ってくれたのだが、そこに一つとても面白いものがあったので、まずはそれを紹介する。

 棒人間君が図のような(リンク先にある図のこと)魔の7段階段の5段目にいます。棒人間君は毎回コインを投げて、表が出れば上に一段登り、裏が出れば下に一段下がります。7段目にたどり着けばクリア、生きて帰れます。逆に1段目まで降りてしまったらゲームオーバー、死にます。さて、この棒人間君が生還できる確率は? もちろんコインの裏表は1/2の確率で等しく出るものとし、階段の途中でやめることはできないものとします。(ビルゲイツの面接試験ネタに便乗より引用)。

 この問題には結構苦労してしまった。「暗算で解けるに違いない」と思った私は、夜になって布団に入ってから解こうとしたのだが、どうしても解けずに寝入ってしまったのだ。そこで翌日にノートとペンを持って昼食に行ってやっと解いたのだ。無限級数を使って解く事も可能なのだが、あえてそれを使わずに中学生程度の数学を使って解くところがミソだ。ぜひとも試していただきたい。

 そして、あまりにこの問題が面白いので、発展問題を作ってみた。

 必ず1日に1ドル上下する株があります(つまり、必ず1ドル上がるか、1ドル下がるかする)。その会社の業績や、過去の株価の推移からは一切未来のことは予想できないと仮定し、ある一日を見たときには、1ドル上がる確率も1ドル下がる確率もまったく同じだと仮定します。ある人が、その会社の株を現在の価格Nドル(たとえば83ドル)で何株か株買い、証券会社の人に、「もしこの会社の株が上昇してPドル(たとえば120ドル)になったらその日に売って。でも、もし逆にQドル(たとえば40ドル)まで下がったらやはりその日に売って。」と指示を出したとします(当然だが、P>N>Q>0)。この条件のまま、売れるまで(つまり、この例で言えば、120ドルに上がるか40ドルに下がるまで)株を保有すると仮定したとき、株の売却金額の期待値は買った時の値段と同じNドル(この例では83ドル)になることを数学的に証明してください。ただし、金利、配当、売買手数料、一ドル未満の株価の変動などは無視して良いこととします。

 亀の子算と同じく、無限級数など使わずに、中学生で教わる程度の数学だけを使って解く事ができる問題ではあるが、かなり難しいので心して取り掛かるように。


エンジニアとしての満足感をどこに感じるか

Ichiro_1 先日の「IE3.0の10才の誕生日のエントリー」で、私が「エンジニア冥利に尽きる」という言葉を使ったことに対して、「ビジネスマン冥利にはつきそうだけど。エンジニア冥利な要素ってどのへんなんだろう?」という質問をいただいた。

 本質をついたするどい質問なので、どう答えようか悩んでいたのだが、良い例を思いついた。何年か前のイチローへのインタビューである。細かな言葉までは覚えていないが、こんな感じであった。

アナウンサー:イチローさん、今日は5打数4安打の大当たりでしたね。
イチロー:はい、でも試合には負けてしまいましたから。
アナウンサー:これで今年も200本安打確実ですね。
イチロー:200本は単なる通過点ですから。
アナウンサー:特に3回の二塁打の打球はするどかったですね。
イチロー:はあ、でも得点には結びつかなかったのが残念です。あそこは犠牲フライでも良いから1点ほしかった。
アナウンサー:イチローさんの今年の目標はどのくらいですか?250本はいけるんじゃないでしょうか。
イチロー:そういうことはあまり考えていません。とにかく一つでも多くの勝利を重ねて地区優勝に結び付けないと。
アナウンサー:ありがとうございます。マリナーズのイチロー選手でした。

 結局のところイチローが(そしてほとんど全ての大リーガーが)一番望んでいるのは、記録なんかではなくて、自分のチームがワールドシリーズで優勝することだ、ということが良く伝わってくるインタビューであった。

 「今までよりも格段に早いアルゴリズムを発明した」「誰も作ったことのないプログラムを世界で最初に作った」などは確かにそれなりの満足感を与えてくれるかも知れないが、それはイチローの言う所の「通過点」だったり「個人の記録」にしか過ぎないと思う。大学の研究者ならそれで満足してもかまわないが、企業で働くエンジニアであれば、自分が作ったものが市場に受け入れられて、何十万人・何百万人・何千万人の人に喜んで使ってもらって初めて、「良い仕事をした」と言える、というのが私の持つ価値観である。


今日はIE3.0の10才の誕生日

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 今朝になって、昔の仲間からのメールで、今日がInternet Explorer3.0の誕生日であることを知った。10年が過ぎ、すでにほとんどのメンバーがMicrosoftを辞めてしまっているにも関わらず、メールアドレスをかき集めて、「誕生日おめでとう」のメールを送ってくれた人がいるのだ。感謝、感謝である。

 Microsoftがインターネット・ブラウザーのシェアをNetscapeから奪ったことが業界全体にとって良かったのかどうかは「神のみぞ知る」が、ほとんどシェア0%の状態からIE3.0によりシェア30%にまで引き上げ、IE4.0でほぼブラウザーのシェアを独占する状態にまで持っていくという大きな仕事に関われたことは本当にラッキーだったと思う。こういうのを「エンジニア冥利につきる」と言うのだろう。

 UIEvolutionを創設してから色々なプロジェクトに関わったが、まだまだWindows95やIE3.0ほどのインパクトを業界に与えるものは作れていない。10年後に「俺達はあんなにすごいプロジェクトに関われて本当にラッキーだったね」と言えるようなものをまたまた作りたいと考えている、とても欲張りな私がここにいる(UIEJの皆さん、よろしく^^)。


子供の塾の教師に学んだ「考える力」を養うことの重要性

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 先日、ここで公開した「亀の子算」。ほとんどの人が正しい答(65匹)にたどり着いたようだが、さまざまな解き方が寄せられたのが興味深い。何通りもの解き方があるからこそ楽しいので、「正しい解き方」など存在しないのだが、そのままではちょっと無責任だと叱られそうなので、参考までに私がどうやって解いたかを書いておく。

 最初にこの問題を出された時、まずは直感的に「この問題には何か仕掛けがあるに違いない。方程式を立ててまじめに解こうとすると苦労するに違いない」と感じた。なぜかはうまく説明できないが、ものすごく強くそう感じ、そして、同時にものすごくワクワクした(これを行動心理学では、「強い相手に出会った時の孫悟空状態」と呼ぶ;-)。そしてすぐに考えたのは、「子亀を1セット(6匹)親亀に乗せた時に、背中に何も乗っていない亀の数はどう変化するのだろう」である。もちろん、その答えは「(6-1)5匹増える」である。そしてすぐに「これって、孫亀を1セット子亀に乗せた時も同じことが言える」と気が付く。ここまで来れば、「この問題って子亀や孫亀の数を正確に求めずに解けるはず」という考えに至るのは時間の問題だ。

 次に、観察された状況(背中に何も乗っていない亀の数が56匹)と、親亀11匹だけの初期状態(その11匹の背中には何も乗っていない)との差、(56-11=)45がちょうど5で割り切れることを確認したところで、この解き方が間違っていないことに自身を深めた。つまり、観察された状態とは、初期状態に子亀もしくは孫亀を9セット追加した状態なのである。後は11+(6*9)を計算して65匹という答が導かれる。

 ちなみに、この問題のことを書いていて、数年前に、当時小学5~6年だった私の上の息子に、塾から出された鶴亀算の解き方を教えた時のことを思い出した。「これは息子に方程式を使った問題の解き方を教える良い機会」と思った私は、xとyを使った鶴亀算の解き方を彼に教えてしまったのだが、それに気が付いた塾の教師に叱られてしまったのである。彼女によると、その時期に方程式を使わずにさまざまな問題を解く訓練をさせることが子供達に「考える力」をつける意味でとても重要なのだという。

 言われてみるとつくづく納得できることなので、本当に反省してしまったことを良く覚えている。確かに方程式は便利ではあるが、あまり早い時期に教えてしまうと、問題の本質を直感的に捉える力などを養う機会を逸してしまう可能性があるのだ。

 例えば鶴亀算に関して言えば、戦後の教育を受けたほとんどの日本人が一度は解いたことがあるとは思うが、その解き方は大まかに分けて、

1.方程式を使わずに解く
2.方程式を自分で導いて解く
3.暗記してある方程式を使って解く

の3種類がある。単純に効率という意味では、3が一番良いのかも知れないが、考える力を必要とするのは1や2である。当然、応用力に関しては、1とか2の方法で問題を解いてきた子供達の方が強い。特に方程式を使わずにさまざまな問題を解く訓練を受けた経験のある子供たちは、問題の本質を直感的に捉える力に優れ、全く未知なる問題に取り組む力に優れている、というのが彼女の考え方だ。

 そんな彼女に叱られてしまった私だが、今では、この考え方は社会人にもそのまま適用できると考えている。日々の仕事を、暗記した方程式を使って解く様に単なる「作業」としてこなすだけの人生を送る人も入れば、常に新しい問題にチャレンジし「考える力」「ものごとの本質を直感的に理解する力」を養い続ける人もいる。どちらの人生を歩むのも自由だが、どう考えても楽しいのは後者の方だと私には思える。