『通り抜け禁止』で通り抜けが知れ
2006.09.03
「通り抜け 禁止で通り 抜けが知れ」は私が大好きな川柳の一つ(国語の教科書に載っていたのだが、作者は覚えていない―作者不明だったかも知れない)。抜け道に使われまいと『通り抜け禁止』と書いた看板を出したばかりに、そこが抜け道であることが通りすがりの人たちに知られてしまい、逆に交通量が増えてしまったという笑い話である。
これで思い出すのが、私の息子たちが小さい時に作った『秘密基地』の話。住宅地に隣接する緑地帯に『秘密基地』を作ったのは良いが、その入り口にチョークで大きく、「ひみつきち入り口。かんけいしゃいがいぜったい立ち入りきんし」と書いてあったのには笑えた。「秘密基地は存在自体が秘密なんだよ」と教えたところ、あわててチョークを消している彼らの姿がとてもほほえましかった。
もう一つ思い出すのが地下鉄の駅であやうく転びそうになった時の話。毎日使っている駅の壁に見慣れない注意書きが貼ってあるので、なんだろうと近づいてみると、足元が滑ってあやうく転びそうになる。体を立て直して読んでみると、「この付近は濡れて滑りやすいので注意するように」と書いてある。これにはまいった。
ちなみに、私の家の近所に、本当は通り抜けが可能なのに、『行き止まり(Dead End)』と書いた標識をどうどうと掲げた道がある。意図的なのか、何らかの理由でたまたまそうなったのかは知らないが、『通り抜け禁止』よりは効果があるに違いない。
私道という可能性もなくはないですね。それならば他人には行き止まりですし。
Posted by: タカハシ | 2006.09.04 at 01:30
『ここを通ったらお前さんエライコト(deadend)になるぜ(ニヤリ』、という意味なら、嘘はついてないかな、と。
…ちなみに冗談なので適当にスルーしてください。
Posted by: jo_30 | 2006.09.07 at 22:53