マイクロソフトにいた時の「作っていれば誰かが売ってくれる状態」がいかに恵まれた状況だったかを再認識してみる
2006.09.12
今週ロスで開催される「CTIA Wireless IT & Entertainment 2006」に会わせて、うちの会社(UIEvolution Inc.、略称UIE)のホームページもリニューアル。
よりユーザー・エクスペリエンス(=おもてなし)を重視する企業であることを強調しつつ、柱となるビジネスであるソリューション事業に「UIEnable」という名前をつけて自社のポジショニングを明確にしようという試みだ。
会社の経営のことなどなにも知らなかった私が、2000年の8月に設立したUIE。Googleには成長率でちょっと負けているけど(^^;)、6年間でここまで成長できたのは社員たちのおかげ。
この6年間で一番学んだことは、作ったテクノロジーをビジネスに結びつけることの難しさ。マイクロソフトにいた時の、「作っていれば誰かが売ってくれる状態」がめったにないほど恵まれている特殊な状態だったことが身にしみて認識できた。
ちなみに、ホームページにMySpaceとIMDB(映画情報を提供するアマゾンの子会社)のロゴがおいてあるが、これに関しては間もなく正式なプレスリリースを打つ予定なので、詳細はそちらにて。
元エクセル開発者のJoelさんも同じことを指摘していますね。
http://local.joelonsoftware.com/mediawiki/index.php/%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E5%8C%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A4
>Microsoftはこの抽象化を作り出すことに非常にたけており、Microsoftの卒業生たちが会社を起こしてもなかなかうまくいかないことはよく知られている。彼らはデッキの下でいかに多くのことが行われているかを単に理解できず、それを再現することができないのだ。
Posted by: hama | 2006.09.18 at 00:07