ウォーレン・バフェットとセコイア・ファンドと
2006.10.31
他からお金など集めなくても十二分に資金はあるビル・ゲイツの財団に、世界第二位の大富豪であるウォーレン・バフェットがこれまた彼のほとんどの財産の運営・寄付を任せると宣言したニュースは、日本でも報道されたと思うが、「そのウォーレン・バフェットって誰?」という人に最適な本がこれ。
なんとも興味深い事実が、Google、YouTube、と次々に満塁ホームランを打ちまくる投資ファンド、セコイアがウォーレン・バフェットと深い関係にあること。
「ハイテク株は評価しようがないから投資しない」というポリシーを持ち、莫大な富を長期的な株式投資から生み出してきたバフェット。その彼が、1970年に自分の顧客を乗り換えるように進めたのが、セコイア・ファンド。そのセコイア・ファンドが、Googleを育て、YouTubeを育て、そして、GoogleのYouTubeによる買収を実現させたのだから、なんともすごいことである。