Slingbox 設置
2006.12.15
これまで我が家では、日本のマンションにおいてあるSharpのガリレオで録画した日本の番組をネット経由でダウンロードして見ていたのだが、「一度ダウンロードしなければ見れない」という点がすこぶる妻に評判が悪い(ガリレオにはいちおうストリーミングの機能があるにはあるのだが、圧縮率が不十分で我が家のネット環境では使い物にならない)。
そこで、一度はソニーのロケフリを設置してみたのだが、ローカルでパソコンとペアリングをしなければならない点が致命的な点に気が付き断念(デスクトップパソコンをそれだけのために日本に持ってくる気はしない)。
「今度こそ!」と今回の訪日中に設置することにしたのがソニーのロケフリの対抗馬Slingbox。Slingboxには、ロケフリのような制約はないし、最新のモデルはかなり画像がきれいらしい。さっそく、設置してみたところ、Sharpのガリレオとの相性が悪くネット越しのリモコンがうまく動かない。しかたがないので、もう一台DVDレコーダーを設置することにした。色々と悩んだのだが、2チャンネル録画が同時にでき、ネット経由での予約も可能で、600GBという大容量ながら値段は8万円と少しという、Toshiba の Varadia RD-XD92Dに決定。ネットを利用した集合知チックな機能がある点も見逃せない。
実際の設置だが、Slingboxの設定は意外とスムーズにできた。機器の認識は全自動でやってくれたし、リモコンの設定も似たような名前の機種を選んだら一発で動いた。実は一番時間がかかったのが RD-XD92D の設定。アナログ放送、BS/CS、地デジ、をそれぞれ設定するだけでも時間がかかったのだが、それに加えて「EPGの取得方法の設定」、「ネットからの録画方法の設定」などやっていたらあっという間に4時間ぐらい経っていた。
かなり複雑な機能を持ったDVDレコーダーなのだからある程度は仕方がないのかも知れないが、かなり細かなところまでユーザーが設定できるようにしてあるところは、「おもてなし」という面ではあまり好ましくない。どっちにしろ80%以上のユーザーは、あんなに細かな設定はしないのだから、そういったものは上手に隠す方がユーザーには喜ばれるだろう。