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「天下りあっ旋全廃に反対したらもう自民党には票を投じない」バトン

Yallowbay あまりにタイムリーな話なので、まるで私にツッコんでくれと言われているように感じたこのニュース。

「天下り」あっ旋全廃提言に閣僚が反発

経済財政諮問会議では、公務員制度改革を進める一環として、日本経団連の御手洗会長ら民間議員が、中央省庁による国家公務員の天下りのあっ旋を「利益誘導の背景だ」として、全面的に禁止するよう提言しました。これに対して、閣僚からは「国力が落ちる」「官僚がやる気をなくす」などと反発が相次ぎ、平行線をたどりました。また、通常は諮問会議に出席する官僚のトップ、的場・官房副長官が7日の会議には出席しませんでした。

 「天下り全廃」を提案した御手洗氏には拍手喝采だが、「官僚がやる気をなくす」という理由で「天下り全廃」に反対した閣僚は一体全体何を考えているんだか…。

 この閣僚の発言は、「官僚は給料が安くても、不夜城と呼ばれる霞ヶ関でサービス残業で死にそうになっても、最後には天下りして甘い汁が吸えるからがんばっている」と言っているに等しい。

 これは官僚を侮辱した発言だし、そもそもインセンティブの与え方が間違っている(参照)。優秀な人に、国民のために霞ヶ関で長時間働いて欲しいのであれば、その働きに見合うだけの民間並みの給料を払うべきだし、残業手当も出せば良い。税金をそういうことに使うのはごく当たり前のことで、ちゃんと説明すれば国民を納得させることは可能なはずだ。

 そういうオープンなアプローチを取らずに、「天下り先をちらつかせることにより官僚をこき使う」ことが、いかに間違ったインセンティブの与え方であるか、そして、それが決して日本の経済に、つまりは「国力」に悪影響を与えているか、まともな頭を持っていればどんな政治家にも分かるはずだ。

 私は、小泉政権時代は自民党の支持者だったが、この件で舵取りを間違えれば、次の選挙では自民党には票を投じない(>安部さん)。

 と、言うことで、ブログを使ってちゃんと国民の声を届けようという試みとして、「天下りあっ旋全廃に反対したらもう自民党には票を投じない」バトンを読者の方々に投げてみようと思う。私の意見に賛同していただけるブロガーの方には、ぜひとも同じタイトルでブログエントリーを作り、さらにその読者に賛同を呼びかけた上でトラックバックを投げ返していただきたい(typepadの仕様上、反映には時間がかかるので注意)。日本中のブログで「天下りあっ旋全廃に反対したらもう自民党には票を投じない」という声が上がれば、さすがの自民党も無視できないはずだ。

【トラックバック】 一時的にTypepadのトラックバックが不調だったようなので、取りこぼした賛同エントリーを手動で貼り付けてみました。

404 Blog Not Found
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50708902.html
ノビイズム
http://clumsy.blog1.fc2.com/blog-entry-180.html
トカトントン、が聞こえる
http://blog.moritani.biz/?eid=439540
日々戯言
http://www.nogutetu.com/2006/12/post_121.html
my favorite news
http://jpcedar.blog84.fc2.com/blog-entry-6.html
こころ世代のテンノーゲーム 
http://d.hatena.ne.jp/umeten/20061208
架空の杜
http://d.hatena.ne.jp/PEH01404/20061208
シイサイドの日記
http://d.hatena.ne.jp/sea_side/20061208
副長日誌 - 私的記録
http://d.hatena.ne.jp/rev-9/20061208
読んだ本を記録するトコ+α
http://d.hatena.ne.jp/tuisumi/20061208
masato everyday log
http://d.hatena.ne.jp/masato-log/20061208
it's my pleasure
http://bonobo.exblog.jp/i6/
Loud Minority
http://d.hatena.ne.jp/sesejun/20061208
絵とか物理とかpianoとかプログラムとか…
http://d.hatena.ne.jp/yuuru/20061208
国民宿舎はらぺこ大浴場
http://harapeko.asablo.jp/blog/2006/12/08/989538
フッ君の日常
http://fkmn.exblog.jp/m2006-12-01/#4816255
Jun Seita's Web
http://junseita.com/mt/archives/2006/12/post_62.html
Voice of Stone
http://stone.dialog.jp/voice/view/1485
昨日の風はどんなのだっけ?
http://d.hatena.ne.jp/toronei/20061208/P
ダメ人間、吠える。
http://d.hatena.ne.jp/social_side/20061209
ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私
http://d.hatena.ne.jp/kerotaka/20061209
さつませんだい徒然草
http://blog.livedoor.jp/takohan_takumi/archives/50551059.html
今感じていること
http://icotfeels.blog66.fc2.com/blog-entry-467.html

【参考記事】
自分の天下り先にオオナタを振るうことが出来る人などいない
文化庁からJASRACへの天下りは全面禁止すべき

Comments

vtake

昔は国も貧乏で安月給だったので官僚(公務員)になってくれる人がいないから天下り先をちらつかせることで優秀な人を集めようとしたという話を聞いたことがあります。当時は天下りは堂々と行われていたのですね。問題はそれを信じて官僚になってしまった人たちなのかな。

萌え

>それが決して日本の経済に、つまりは「国力」に悪影響を与えているか

残念ながら、極東の資源もないちいさな島国である日本が、
そういうシステムで、G8に参加できるほどの国になりあがった。
(よい影響の部分)

という過去の事実があるので。

良い影響と、悪い影響を比較して、悪影響だ
ということを証明する必要があると思います。


もちろん、私も、天下りは反対ですが。
反対であるからこそ、天下りがいけない
ということを定性的にではなく、定量的にに語る必要性を感じますが、いかがでしょうか?

天下りなくして、本当に、今日の日本の繁栄はあったのでしょうか?

現在の、腐った天下りは大反対ですが、本来の天下りはそうではなかった気がします。


なんというか

結果的に、国民が公務員の賃上げに賛成すること自体がかなり難しいと思います。

犯罪行為は論外ですが、ボーナスやら、たとえば議員年金(成立経緯知ってるのかな?)でももらえると言っただけで反射的に攻撃する人が多すぎです。
適正な給与を払わずに、適正なサービスを受けるのは無理ですので、まずはそこらへんから周知すべきでは?

公務員が背負うリスクを考えたら、民間平均より(奉仕精神とか考慮しても)高くてもいいと思うんですが、、まあ、そう考える人は少ないですよね。

そも、民間並み(平均)ってことは国民の半分よりは収入が多いわけですから、残りの半分からは非難の声が上がる可能性が高いわけですよ。マスコミもお上を叩けば支持を得やすいので、全体の作業量を見ずに、一部分をさも全体のように言いふらすわけです。これも公務員のリスクの一つですよね?

まずはこういった風潮を変えないと適正なサービスが受けられず「国力」に悪影響を与えるのは自明の理だと思うのですが。そもそも民主主義なのに政治に興味がない人が多すぎるのが問題です。

周りの友人たちも、もうちょっと未来をよくすることを考えればいいのに、、と思う今日この頃。

鴨澤眞夫

→萌えさん

> 残念ながら、極東の資源もないちいさな島国である日本が、
> そういうシステムで、G8に参加できるほどの国になりあがった。
> (よい影響の部分)
>
> という過去の事実があるので。

誤認が大きいと思います。

そういうシステムは明治時代からありましたし、
いま全然駄目な国々にもはびこっておりますから、
「なりあがった」ことと「システム」には相関は認められません。

戦後の成長そのものが、官僚というよりは民間が優秀なために
起こってきた現象でしょう。
さらに、人材環境を問題にするなら、官僚制度(軍)が大量の
「優秀な人」を路頭に迷わす形で放出したために、
成長の土壌が豊かになっていた、という考え方もあります。

こうした成長を国が・政治が・官僚が邪魔しなかったのは、
それ自体が希有なことであり、それこそ官僚が優秀だったせいだ、
という認識もぼくは存じております。
ところが、戦後復興、高度成長の時代を支えた役人は、
いわゆる昭和一桁、大正二桁の人たちであり、
むしろ天下りのようなシステムが破壊されていた、
戦後すぐの時代に入省しているのです。

現在、公務員にさまざまな特典が与えられているのは、
民間の方がはるかに給与が高くなっていた時代に、
公務員のワーキングプア状態を改善するために、
つまり「人並みの暮らし」をさせるために出来た方便です。
これは不当に固定化した特典ですから、
公務員の給与が低いとは言えない現在では、
役目を終えた制度として廃止すべきでしょう。

ぼく自身の感想を言わせていただくと、
「インセンティブ設計」が意識して考察されるようになったのは
最近のことなので、ブログを書く人が勝手にどんどん議論して、
認識の幅を拡げることが重要だな、と思わせられました。

公務員の役割というのも、時代によって変わっていく物ですし、
政治の側(有権者と議員)がきちんと考えて、
うまいこと誘導してやらないと、役人は現在のインセンティブで
ヘンな方向に突っ走ってしまいます。
これは彼ら自身にもコントロールできないことです。

george_n

戦後は、内務省の廃止(GHQが全体主義の温床として解体した)と通産省の設置(白洲次郎が原案を作成)が大きく、経済復興と成長は官僚が天下りのインセンティブで動いていたからなんて事は、あまり考えられないのではないでしょうか。
そもそも、そんなに優秀な人間であるならば、自己マネージメントとセルフコーチングに長けていて知識労働に生き甲斐を感じていると思います。違うのかなぁ。

T.MURACHI

失礼します。TB 届かないみたいなので url 置いておきますね。
http://harapeko.asablo.jp/blog/2006/12/08/989538

Maki

"新しい時代"を生きるわれわれ、日本人に対して、
ピーター・ドラッカーが残してくれた最後のメッセージ。
それは、『情報産業が主軸となる新時代の世界経済のもとで、
最も苦労する国、それは日本だ。絶えざるイノベーションによって、
新しい価値を創っていかねばならない』。

また、次のように問いかけている。

『有能まリーダーはなぜ、「自分がすべきではない」と
判断することができるのか? それは、自分が所属し、
率いる組織に対して、責任を持っていることを知っているからだ。
企業であれ、政府機関であれ、その組織にとって何をすべきことが有益であるのかを、
常に耐えることなく、
自分自身に問いかける・・・そんな責任感を継続して持ち続けることこそが、
真のリーダー・・・・』と。
われわれは、それぞれ個人が、自らを創っていかなければらないのかもしれない。
なぜならば、"新しい時代"はすでに開始しているのだから・・・。

hidew

Voice of Stone
http://stone.dialog.jp/voice/#c1485

は permalink(固定URL) ではないので

http://stone.dialog.jp/voice/view/1485

に変更して頂ければ幸いです。

疑問疑問

ところでこのバトンに参加している人で自民党に投票している人はどれくらいいるのでしょうね。
市民運動で反対運動している人のほとんどはそこにすんでいる人ではないというのと同じく、もともと自民に入れてない人が参加したところでどうにもならないのではないでしょうかね。
いわゆるプロ市民が参加し始めると、庶民は見向きもしないと思いますよ。
参加要件に前回の衆議院選挙で自民に投票した人というのを付加した方がよいでしょう。

akira

このインセンティブの与え方がいくら間違っていても、官僚の賃上げが現実的でない以上は、もし天下りを完全に禁止した場合に起こる官僚の質の低下は甘受すると言うことでなければ、ただの空論なんじゃないですかね。

はっきり言って、労働者の独裁によって理想の社会が実現するというのと同列の気味の悪い議論に見えます。

山たっくん

条件が悪くなることによる質の低下というのは確かに議論されるべきですが、元々「天下り」目当てで高級官僚目指すレベルの人はいなくても良いと思いますよ。

営利企業ですらトップに立つ人って私腹を肥やすために会社やってるんじゃないでしょ?たぶん。

slightly

いつも更新を楽しみにしております。

まず、元ネタのリンクが移動したようです。
http://news.tbs.co.jp/20061207/headline/tbs_headline3442429.html

後ほどトラックバック記事書きます!

長谷川一成

メールアドレスが見つからなかったのでコメント欄で失礼します。
ページを表示すると表示のあとに、延々とリロードされ続けます。
なにかのバグだと思いますが調査して修正していただけると幸いです。
ブラウザはOpera 9.02 です。

あげ

この場合、批判すべきは閣僚個人の資質であって、すぐに自民党を全て批判するのは間違っていると思います。投票しないバトンを流すのではなくて閣僚一人一人の名前を晒し上げるのが正しいアプローチじゃないでしょうか。ま、第四の権力がそれをサボっているわけですが。

総合的に判断すれば国家運営の能力は自民党の方がまだまだ上だと思います。

おちゃわん

「自民党には票を投じない」という判断は「他政権交代を期待する」と言う意味を内包しているのだと思いますが、他の党が天下りに反対しないとは言っていないし、明確な抑止力の存在し得ない天下りのみを政権交代の指標とするのは適当ではないと思います。

そもそもインセンティブの与え方がどうだろうと、結果が似たようなものであればどうだっていいと私は思ってしまうのです。

そんな天下りの小金よりも、教育が少なからず変わるであろうことに私は期待を持っています。教育が生み出す「国力」を見てみたいので。

しかしながらこういった事実をネットを通じて知らしめるということには賛同します。ただ、一言多かったかなと。

大西宏

二度ほどトラックバックしたのですが、反映されないので、このバトンに乗ったことをお知らせいたします。

GYP

野党に政権担当能力が有るかと言われれば大きな“?”マークが付くわけですが・・・自民党の“?”な部分は潰して行く必要も有ると思います。

はっきり言って、今の閣僚は軽すぎますヮ。
「イラク戦争支持は前首相の個人的意見」といった人が「先の発言は認識不足によるもの」と撤回・・・認識不足で防衛庁長官を務めるコトに無理が有るんじゃなかろうか・・・。

官僚がやる気をなくす・・・そんな程度の官僚を税金で養う意味があるんかいって言いたいし、それこそ閣僚のリーダーシップって言うのは・・・有る訳ないか・・・順番待ちで箔を付ける為だけの大臣職なんだから。

アホらしさを感じてこのバトンに賛同です。

よつ菱

大西さん、例えばあなたの会社では社長になることが約束された人材以外50歳半ばで退職をせまられ、それと引き換えに子会社へ天下りすることが暗黙で制度化されていたとしましょう。
入社間もない若手の多くはそのような暗黙の制度はあまり気にしないでしょう。一方、それを念頭に生涯設計を立てていた年配層のモチベーションはどうなるか?やる気の低下は一般論としては至極当然で、閣僚の発言も一般論としてなら殊更に責められるべきものとまではいえないと思います。

逆に生涯賃金を低下させてもやる気が低下しない労働者はそれこそが特異な例と言うべきで、公務員にまで敷衍するのは酷というものです。

むにゅう!

よつ菱さん
>公務員にまで敷衍するのは酷というものです。

公務員を労働者として扱ってもよいものでしょうか。

利益も出さず、労働の評価もされない。 全員、ボランティアでもよいくらいです。

ボーイニーツ

アメリカには、談合や天下りのようなシステムは無いんですか?

none

目的は、公務員の倫理的な質を向上させる事。
そして、そのために能力的な質が低下してはならない。

さて、そのためにはどうすればいい?

iz

GYPさん。
まさに自衛官はそういう制度ですよ。
まぁ、年取って体力の無くなった兵隊は要らないんですけどね。

iz

おっと、GYPさんではなくよつ菱さんでした。すみません。

ついでに補足。60歳になるまで勤まられない反面、60歳まで働いた計算の退職金もらった上で、再雇用斡旋だったはずです。

Sue

mixiの日記へも、いくつかバトンが上がってます(^_^;)。

御氣樂斎

ついでに、特殊支配同族法人課税を撤廃しないと自民党に投票しないバトンもお願いします。
特殊支配同族法人課税は実質1人法人でそこそこ稼いでいる法人を対象に導入される懲罰的
な税制で代表の給与所得控除が損金決算できなくなります。もちろん既存の中小企業への
影響も甚大です。
これは、日本に芽生えたベンチャー精神に水を差すばかりではなく、著しく不平等な税制でも
あります。皆様もご理解お願いいたします。

プチセレブ

【緊急】北朝鮮に通じているサイバッチという、ストーカー・盗撮集団について

リンクさせていただいて、ちょくちょく拝読しております、プチセレブと申します。
突然の書き込みにて失礼いたします。
現在とても困った事が起きているのですが、何かご意見をいただけると大変助かります。

【サイバッチ】という人権蹂躙メルマガを発行している、悪名高い犯罪者集団に黙って付きまとわれて怪しんでいたのですが、盗撮画像を晒されて困っています。

この集団は、人権擁護法案がネット上で取り上げられていた際に、この話題に関する日記を書いていて狙われたみたいで、家まで押しかけてきたのですが、

彼らは素人女性の盗撮画像や、ネット上で個人情報を盗んで晒す事によって利益を上げている、インテリヤクザのような組織です。

パソコンの遠隔操作をされていて、メールもブログの管理も困難な状況なので、こちらに返信を書いていただけると、有難いです。

天下り反対

文部官僚が理事、副学長、学長に天下り
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=5718

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