ビルゲイツの面接試験―ドラゴン桜編
2006.12.30
今年のしめくくりのエントリーは、久しぶりの頭の体操。今回は、mixiの「幾何学おもちゃ」コミュニティーから仕入れた図形問題。先週の「ドラゴン桜」で紹介された問題だそうだ。
問題はいたってシンプル。平面上に大きさの異なる二つの円と直線が左の図ような関係に配置されているときに、二つの円と直線のいずれにも接する円はいくつかけるか、という問題である。
「ソフトウェア・エンジニアにとってもっとも大切なことは知識ではなく考える力」と言いつづけている私としては、この手の「中学生にも解ける問題でありながら、しっかりと問題を把握した上で論理的に考えなければ正しい答えにはたどりつけない問題」は大歓迎。「ビルゲイツの面接問題シリーズ」に取り上げる価値のある良問だ。
ソフトウェアのバグの原因は色々とあるが、その一つが、設計者が想定していなかった状況でプログラムが実行されてしまうこと。しかし、後になって考えてみれば、設計時にちゃんと考えておけば十分に予想できはずだったと後悔することもしばしばである。そんな事故を未然に予防するには、常日頃から与えられた問題をしっかりと把握した上で、筋道立ててどんな可能性があるのかをきちんと洗い出しておく、という習慣を身につけることが一番。この問題は、その意味でもとても良い予行練習だ。
【追記】 模範解答を別エントリーとして書いたので、そちらもご覧ください。
3つ?
Posted by: ななし | 2006.12.31 at 05:10
はじめまして。あつまさと申します。
ブログは良く拝見させていただいておりましたがはじめてコメントさせていただきます。
答えは4つだとおもいます
直線の下に来る事はないから、直線との接し方は一通りで上側。
で円内接と外接の2通りごとだから、2×2=4
1×4=4(通り)
ではないでしょうか?
Posted by: あつまさ | 2006.12.31 at 05:33
両円の上部に外接する巨大な円がもう一つありますね。
まだあるかも。
Posted by: mmo | 2006.12.31 at 05:58
両円の下部に内接するさらに巨大な円もありました。
Posted by: mmo | 2006.12.31 at 06:00
6つ見つかった。モーニングによると正解は8つだという。誰か図解して!
Posted by: あ | 2006.12.31 at 08:09
http://xs.to/xs.php?h=xs310&d=06520&f=circles.gif
8つありました。上図の通りです。
AとBに外接する
AとBに内接する
Aに外接しBに内接する
Aに内接しBに外接する
このすべてに2通りの解がありました。
Posted by: mmo | 2006.12.31 at 08:37
二つの円を貫通する線を描けば無限に近い解の数になるのでは?
と思った私は出題者の意図が読めない馬鹿でした…orz
Posted by: 天邪鬼 | 2007.01.01 at 18:16