モンタナ、スキー旅行記(1)
2006.12.28
丸一週間ほどブログの更新が滞っていたのは、モンタナ州までスキー旅行に行っていたため。下の息子がモンタナのボーディング・スクール(全寮制の高校)に入って以来、妙になじみができてしまったモンタナだが、今回は、カルフォルニアの大学で寮生活をしている長男も呼び寄せ、久しぶりに一家4人と一匹が集まってのスキー・バケーション。
モンタナと言えば、「広い空とまっすぐな道」。それが冬になると、こんな感じだ。
犬を泊めても良いホテルが見つからなかったので、今回は一軒家をレンタルすることにしたのだが、2ヶ月前に手配したにもかかわらず、スキー・リゾート(Big Moutain)やふもとの町(Whitefish)にあるレンタルハウスはどこも予約が一杯。しかたがないので、Whitefishからさらに20分ほどドライブした山の中にある家をレンタルした。
案内にある通りにドライブしていくと、どんどんと山の中に入って行く。管理人の「絶対に四輪駆動の車で来てくださいね」という忠告を無視して前輪駆動の車で来てしまったことを少し後悔しながら雪の道を進むとやっと見えて来たのが家の門。
この道をさらに登った先に目的の家があったのだが、不覚にも家の写真の撮影を忘れてしまった。しかし、山の中の一軒家だけあって、窓からの景色は絶景。自然しか見えない。
到着時間の都合上、町にある管理人事務所には立ち寄らず、レンタルハウスに直接向かったのだが、驚いたのは鍵の扱い。ドアの鍵は私たちのために開けておいてくれたし、鍵はドアの横の石の下に隠してある、というおおらかさ。モンタナには空き巣狙いはいないのか?
家は森に囲まれており、家から一歩出れば自然のハイキングコースだ。「Hike at your own risk(管理している人はいないので、リスクを覚悟でハイキングしてください)」とか、「熊に注意」などの看板を横目で見ながら、「もう冬眠しているよ、きっと。」などと気楽なことを言いながら歩きまわる私たち一家。道路以外は雪が深く、スノーシューズ(かんじき)が欲しいぐらいだ。
熊は見かけなかったが、いたるところに見かけるのが鹿の足跡。雪の中でも冬眠せずに元気に歩き回っているらしい。そこで、鹿をなんとか写真に収めようと試みた。逃げ足が速いので結構苦労してしまったが、なんとか撮影に成功したのが、この二枚。
ちなみに、最近思うのだが、ブログを書き始めたおかげで、この手の旅行中に写真を撮るのが楽しくて仕方がない。昔よりも色々なものをずっと真剣に観察するようになったし、新しいものを見たり、新しい体験をしたりすることが本当に楽しくなった。まさに「書くように生きる」そのものである。
これは凄い絶景ですね。写真越しでは伝わらないスケール感や空気感を妄想してしまいます。こういう雄大な自然に囲まれているアメリカは日本よりも風水的なエネルギーに恵まれているんでしょうね(笑)私はアメリカに出張に行く度にエネルギーを受けて元気になれるような気がするのですが、長年アメリカに住まわれていると思われますSatoshiさんは日本とアメリカ、どちらが心身ともに心地よく感じられますか?是非、忌憚の無いご意見をお聞かせ頂ければと・・・(汗
Posted by: eakas | 2006.12.29 at 02:02
ずっと熊を撮り続けていた著名な写真家が最後はヒグマに食べられて亡くなられたんですね。テレビ番組の取材中だったらしいのですが、鮭が川を上る時期は餌が豊富なので熊は人間を襲わないと勝手な推測のもとに、一人だけテントで野宿をされたそうです。真っ先に筋肉が食べられていたので、熊ははじめから食べる気満々で襲ったのだそうです。
野生をなめると時として恐ろしい結末になると専門家が警告していました。
Posted by: ogayuki7 | 2006.12.29 at 09:32