uieme! beta、 ケイタイ・ゲーム端末・家電向けのCGMサービス
2007.02.20
「どんなデバイスからでも自分のコンテンツにアクセスできるパーベイシブ・アプリケーションの世界を実現したい」、「ネット家電の成功の鍵はSNSとCGM」などの掛け声はずいぶん前からかけているのだが、「デバイスとサービス」の関係はどうしても「鶏と卵関係」に陥りがちで時間がかかって仕方がない。
そんな状況を打破するための一つの作戦として今回ベータ版を公開したのが、「uieme!」というCGMサービス。さまざまなウィジェットを組み合わせて自分だけのオリジナル・アプリケーションを作り、それを携帯電話・ゲーム端末・家電などで楽しむことにより、「パーベイシブ・アプリケーションの世界」を垣間見てもらおうという試みである。
今回のローンチでは、まずは「勝手アプリ」を許している携帯電話事業者(日米でSprint、 Cingular、Kajeet、NTT DoCoMoの4社)の携帯電話のみをターゲットにしているが、今後、他の事業者の携帯電話・ゲーム端末・家電などをターゲット端末として追加して行く予定だ。ブロガーのために、ブログパーツも作れるようにする。
ウィジェットとしては、まずは、スライドショー・RSSリーダー・イベントカレンダーを用意してあるが、逐次さまざまなものを追加して行く。今後サードパーティからのウィジェットを募集する可能性もあるが、基本的には、プログラミングの知識の全くないユーザーがテンプレート化されたウィジェットをカスタマイズ(例えば、自分の撮影した写真でスライドショー・ウィジェットを作るなど)して独自のアプリケーションを作る、というシナリオに重点を置いているサービスなので、ユーザー自身による全く新しいウィジェットの作成には当初は力を入れない。
とりあえずは米国のユーザー向けの英語版のサービスだが、私からのリクエストでNTT DoCoMoの端末にも対応してもらったので、日本の方々にもぜひともお試しいただきたい。ローンチしたばかりのベータ版なので、使いにくい部分や不具合も多分にあるとは思うが、ユーザーのフィードバックを受けながら良いものにして行きたいと考えている(フィードバックはuiemホームページの"feedback"リンクから可能。日本語でも結構)。