「あなたもレールから外れてみませんか」と言うつもりもないが…
2007.02.05
去年の末にキャリアデザインセンターというところから受けたインタビュー記事が、「エンジニアtype」という転職情報誌に出た。例によって調子に乗って好き勝手なことをしゃべってしまったので、自分で読み返しても少し後悔する部分もあるが、就職や転職を考えている人のために一つだけハイライトしておきたい部分がある。
大学卒業時に、バイト先のアスキーではなくNTTを就職先として選んだ点について質問されたときの、「せっかく持っているカードを使わないのはもったいない、という感じかな。浅ましい発想ですよね」という私の発言がそれである。つまり、「せっかくNTTの研究所に入れる学歴と成績を持っているのに行かないのはもったいない」というしたたかな計算の結果のNTTへの就職だったのである。
今になって考えてみると、「天職」とも呼べるほど大好きなこと(パソコン上でプログラムを書くこと)を既に見つけておきながらその道を選ばなかったのがそもそも間違っていたのだが、「君の成績ならこんなところがふさわしい」と教授が敷いてくれたレールから自ら外れるのはあまりにももったいないと思ったのだ。
結局のところ、NTTへの就職のわずか14ヵ月後にアスキー時代の知り合いがマイクロソフトの日本法人を立ち上げたとの新聞発表を見て、「僕抜きでこんなに楽しそうなことをするなんて許せない」という思いが一気に噴出して瞬時に転職を決意したのだが、その時には「大好きなプログラムをまた毎日のように書くことができる!」という思いがいっぱいで、NTTの研究所に得た職が惜しいとはこれっぽっちも思わなかった。
だからと言って「あなたもレールから外れてみませんか」と言うつもりもないが、私みたいに一度は「レールから外れるのはもったいない」と考えたような人間でも、その後、意外なほどあっさりと転職してしまうケースもあるのだ、ということを伝えたかったのだ。「本当にやりたいこと」を見つける機会なんて一生に何回もないだろうから、そんなパッションを感じた時には自分の直感を信じてまっしぐらに走りだすべきだ。
中島様
先日は大変お世話になりました、
エンジニアtype編集部の伊藤です。
さて、中島様の記事を掲載させていただいた号について、
本当にブログでご紹介いただき、
誠にありがとうございます。
中島様のブログに弊誌が載るなんて…と
感激しております。
お話も、とても印象的なコメントばかりで
短い時間ながら感銘を受けておりました。
今後とも、弊誌を通じて若手エンジニアへのメッセージをいただければと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
Posted by: 伊藤健吾 | 2007.02.09 at 05:33
僕もレールから外れました
高校、大学と親や先生が言う
「君の成績だったらここを狙える!!」
「他の人が行けないところに行けるのに、行かないのは勿体無い!!」
という言葉に、自分のやりたいことも分からずに、ただ
「国立だから。有名だから。偏差値が高いから。」
というだけで選び進学しました。
その後「このままだと流されて就職して終わってしまう!自分がしたいことは何だったんだ!?」
と考えた末、あっさり大学を辞めて今は情報の専門学生です
周りからは「もったいない。」「もったいない。」と言われてますが、人生をもったいなくするよりは良いかなとか思ってます
えーと、すいません、話の落とし所がなくて(汗
Posted by: 悠 | 2007.02.10 at 20:07
レールなんて見た事も見えた事もありません(笑)
Posted by: crawl7 | 2007.02.21 at 19:04