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「企業理念」の大切さ

 UIEvolution の起業は私にとっては初の起業であった。今から思い直してみると、ビギナーだった故のたくさんの失敗をしてきたが、今の私から見て「良くそれなしで会社として成り立ったなァ」と言いたくなるよう恥ずかしいことを一つしている。

 「User Experience Matters」、「Pervasive Application」など、会社の外に向けたビジョンやミッションははっきりと打ち出していたものの、どんな人を採用してどんなカルチャーの会社にしたいか、という会社作りにおいてもっとも大切な「企業理念」を目に見える形の言葉にしておかなかったのである。

 そもそも「企業カルチャー」の大切さを私が理解していなかったこともあるし、私自身の中でも「どんなカルチャーの会社にしたいか」というイメージが固まっていなかったのもある。Google・Microsoft・Sony・Honda、どれもファウンダーたちがしっかりと定めた企業カルチャーがあったからこそ、すばらしい人たちが集まったし、ブレずにまっしぐらと突き進めたのだ。

 創業して7年もたつUIEvolutionに向けていまさら企業理念を書くのも恥ずかしいので、「私がもし、次に会社を作るとしたら」という仮の設定で、今の私にとって理想的な企業理念を言葉にしてみた。

・「お父・母さんの時代にはこれがなくて一体どうやって生活していたの」と次の世代に言わせるぐらいに人々のライフスタイルにインパクトを与える「もの・サービス」を作る。

・テクノロジーのためのテクノロジー作りに陥らず、ネット・デバイス・ソフトなどのさまざまなテクノロジーの恩恵を万人が受けられるようにする。普通の人が使いこなせないテクノロジーは、存在しないに等しい。

・人は「こんなものを作りたい」「こんな世界を実現したい」と心の底から感じた時に一番力が出せる。「トップクラスの人たちが、持てる力を最大限発揮できる」「楽しくて24時間仕事のことが頭から離れない」、そんな仕事場を提供する。

・普通の考え方では新しいものは作れない。人と違うユニークな視点・とがった考え方・とことんまでのこだわりを持ち、失敗を恐れずに少人数でイノベーションを起こす。

・机上の空論に時間をかけず、とにかく手を動かして目に見える形・体験できる形を一日でも早く作る。実際のユーザーにものを提供して、そこから学ぶ。人を観察する力が、もの作りの原点だ。作る前から何を作ったら良いか・どう作ったら良いかが分かるはずがない。

・最初から世界市場を相手にしたもの作りをする。やたら少人数なのに、ものすごい大きなビジネスをしている、そんな企業を作る。成功指標は、従業員一人あたりの売り上げ・利益。それで世界一を取る。

 こんな企業理念を常に意識しながら、人を採用する・日々の仕事をする。そうすれば、「この人を採用しようかどうしようか」、「このサービスは今後どう展開させて行こうか」と迷ったときに、意思決定のための指標となってくれる。

Comments

ぶらりん

企業理念には否定形の文を入れないこと。そしてもっと簡潔にすること。

田中一郎

>企業理念には否定形の文を入れないこと。そしてもっと簡潔にすること。

ざっくりと整理してみました。


○どんな製品?

・人々のライフスタイルにインパクトを与えるもの・サービスを作る。
・普通の人が使いこなせなるテクノロジー(ネット・デバイス・ソフトなど)にこだわる。

○プロセス

・よい仕事場を提供する。(トップクラスの人たちが持てる力を最大限発揮できる、楽しくて24時間仕事のことが頭から離れないような)
・ユニークな視点・とがった考え方・とことんまでのこだわりを持つ。
・ユーザーに体験できる形を早く作り、学んでいくプロセスを大事にする。

○目標

・少人数でも世界市場を相手にし、従業員一人あたりの売り上げ・利益で世界一になる。

かわうそ

○社員に「この会社で骨を埋める」気にさせる。
というのもいいかもしれませんね。

ひろし

Mission Statementは、長い道程のなかで一番拠り所になる大切なものですね。現在仕事を手伝っている会社の新事業立ち上げ、再生部分でも一番課題になった部分です。TOP MGMTは山頂で一番遠くまで景色が見渡せる立場にいるからこそ、そこに上る社員たちの目標になり、かつ彼らにまだ見えないVISIONを見せたり、感じさせたりするのが企業理念。それに感銘し集う社員こそ力強いリソースですね。経営資源、人、もの、金の時代からそれに時間、情報が加わる現在。理念には時間、情報という経営資源もカバーできるもの。仕事場という空間の提供は、時間x情報にもなるかなと思ったりしました。

世の中に出したい・・・ご一緒に話していた「シャカシャカ」端末がGameや携帯電話で現れはじめましたね。まだ諦めきれない製品コンセプトです。

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