長所と短所は切り離すことのできないものかも知れない(と開き直ってみるテスト)
2007.08.24
ひょんなことから米国で職場の人々の相性判断などに使われるMyers-Briggs Type Indicator(「MBTIタイプ入門」参照)という心理テスト受けることになった。「どうせこんなのは適当だよな」と斜にかまえてテストを受けたのだが、出てきた結果のサマリーを読むと、
独立志向のビジョナリー。自分で戦略を立て、未来を予測し、自分のアイデアを実現し、ゴールの実現のための知的ストラクチャーを作るのが得意。難しいチャレンジを恐れず、さまざまな問題を客観的にかつ俯瞰的に見て解決していくタイプ。説得力のあるビジョンで人の心を動かす。
と良いことばかり書いてある。ぬか喜びをしていると、講師から「そこには長所しか書いていないから、こっちも読まなきゃ」と指摘される。すると、
・自分のアイデアを人にちゃんと説明せずに走り始めて迷惑をかけることがある。
・自分に見えているものが他の人に見えないとイライラする。
・自分に協力してくれた人に十分な感謝の言葉や褒め言葉を投げかけない。
・他人がどう感じるかを十分に配慮しないで行動する。
などと思い当たることがいくつも書いてある。うむむむ。反論できない。
このMyers-Briggs Type Indicatorという心理テスト、米国では色々な会社で幅広く採用されているそうだ。この心理テストの結果(アルファベット4文字で表現できる)を胸につける社員証に印刷しているところまであるという(それはやりすぎだと思うが)。
長所と短所は、一枚の紙の裏と表のようなもので、切り離そうとして簡単に切り離せるものではない。その意味では、無理に自分の短所を直そうとしたり、他人の短所を直させようとしたりせずに、お互いの長所/短所を理解し合った上でどうやったら心地よく一緒に働けるかを考えるというのは、とても合理的な方法なのかも知れない。
他人から欠点を指摘されると真っ赤になって怒る人がいるが、あまり格好が良くない。それよりも「あ、気がついちゃった?そうなんだよ、でも直せないんだよね〜」と開き直った方がずっと楽な生き方だと思うんだが、いかがだろうか。
短所な面も使われる場面によっては長所にもなるでしょうからね。
私は子供の時から、「我侭ができない」、「忍耐力が無い」と注意ばかりされたけど、今ではそういう自分が好きで直そうと思うこともありません。
Posted by: haru | 2007.08.25 at 00:33