9月25日に日本で講演:「いまさらレジデントアプリなんてありえない」
2007.09.12
UIE Japan のサイトではすでに告知済み(参照)だが、9月25日に日本で講演をする予定である。UIEngineの宣伝は他の人がしてくれるので、私は「パーベイシブ・アプリケーションの時代」というタイトルで、私たちの身の回りの色々なデバイスが常にネットに接続している世界に関してのビジョンと、その時に考慮すべきソフトウェアのアーキテクチャについて語ってみたいと思う。
UIEを創業して早くも7年が過ぎたが、ビジネスをしている時の一番の障害はFlashなどの競合するテクノロジーではなく、今だに組み込み機器のソフトは人海戦術でごりごりとC++やJavaで書いていれば良いと勘違いしている人たちである。そんな手法がいかに非効率的でネットの時代に即していないかは、とっくの昔に誰もが理解しているものと思ったがとんでもない。
この前も、某IPTVのプロジェクトの担当者とあった時に、「ブラウザーではろくなUIが作れないので、レジデントアプリでごにょごにょ」と言い始めるものだから、「それだけはやめましょうよ。もう21世紀ですよ!」と私も熱くなってしまった。ネットに繋がっていないMP3プレーヤーならいざしらず、常時接続が前提のIPTVセット・トップボックスで「レジデントアプリ」というのは今の時代には絶対にありえない。「UIEngineじゃなくて、FlashだろうとAJAXだろうとかまわないけど、ユーザーインターフェイスはサーバーから取得する、という正しいアーキテクチャで作りましょう」と熱弁を奮ってしまった。
今回の講演では、なぜ私が「(常時接続デバイスには)今の時代にレジデントアプリはいまさらありえない」と考えるているかについて語ってみたいと思う。こちらを参照。
かといって,リモートデスクトップみたいなのは,何か違うような気がするんですよね。Intel XRTとか。
Posted by: すずき | 2007.09.13 at 07:17
>かといって,リモートデスクトップみたいなのは,何か違うような気がするんですよね。Intel XRTとか。
私も違うと思います。当日は、そのあたりも突っ込んで話してみたいと思います(宣伝、宣伝^^)。
Posted by: satoshi | 2007.09.13 at 09:25