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エンジェル・インベストメント

 知り合いの何人かに「CNETの記事を読みましたよ」と指摘された。「いったい何の記事だ?」と調べてみるとこれである。いままで、エンジェル投資は色々としてきたが、わざわざ私の経歴まで含めてニュースになったのは初めて。

 「エンジェル投資」というのは、私のようなある程度の成功体験のある人が若い起業家に対して個人投資家として運営資金の一部を提供すること。VC(ベンチャー・キャピタル)と違って投資する資金の規模は小さいが、逆に細かな審査などはせず、「キャピタルゲイン狙い」というよりは「こんな人たちに頑張ってほしい」という気持ちで投資をするケースが多い。エンターモーションの場合、昔からの知り合いの佐竹氏がものすごく頑張っているのを見て、それにエールを送っているのである。

 私の場合だと、2000年ぐらいから年に1〜2回のエンジェル投資をして来たので、これでかれこれ10件目ぐらいか。結果から言えば惨憺たるもので、「たんす預金」の方が遥かに利率が高かったぐらいだ--;。くやしいといえばくやしいが、そういったベンチャー企業がどんなところで苦労するのか、どういう戦略をたてるのか、成功する企業と失敗する企業の違いは何か、などが手に取るように分かるので、とても良い勉強になる。アドバイザー的な役割を頼まれることもしばしばだが、いつもこのブログに書いているようなことをもう少し具体的に言うだけのことなので楽なものである。

 エンジェル投資は米国ではかなり幅広く行われており、そのための組織も全米にたくさんある。もちろん、シリコン・バレーがそのメッカだが、私が住むシアトルにもいくつかあり、私はそのうちの一つ "Alliance of Angels" という組織に属している。月に一回のランチ・ミーティングがあり、そこに予選を勝ち抜いて来た起業家たちがビジネスプランのプレゼンに来る。Web2.0企業からチョコレートの会社まで、いろいろなベンチャー企業が来るのだが、それがまた良い勉強になる。

 日本に住んでいたら、弾さんあたりにでも声をかけて一緒に日本版 "Alliance of Angels" を作りたいところだ(弾さんなのは、彼の投資センスにあやかろうというもの^^)。一つ前のエントリーに書いた通り、優秀な若者が安定を求めて大企業に就職するような社会は面白くない。野心にあふれた若い人たちを支援する仕組みが日本にも必要だ、とつくづく思う。

Comments

toyoko

英国BBCで、Dragon's Denという番組があります。 事業家の卵が、ビジネス案を何人かの投資家の前で発表し、気に入ってもらえれば、投資をもらえるという、番組です。
因みに、Wikiで調べてみたところ、なんと、その番組のフォーマットは、元は、日本での番組だそうです。(Money no Tora)
このような番組の発祥地が、日本だとは、ちょっと驚き。

http://en.wikipedia.org/wiki/Dragons'_Den

satoshi

「マネーの虎」ですね。私も何回か見たことがありますけど、少し現実的なエンジェル投資とは異なっていました(一番大切な、valuationの話とかがないし)。でもエンターテイメントとしてはなかなか良く出来ていました。

eakas

"Aliance of Angels"で検索をしたら"Alliance of Angels"が出ました。
こちらで合っていますでしょうか?(><
プレゼンフォーマットの冒頭にCompanyについての記述箇所がありますが、
会社に属している個人が脱サラをして企業したいのですけど、
みたいなケースもあるのでしょうか?

satoshi

"Alliance"でしたね。ご指摘ありがとうございます。

>会社に属している個人が脱サラをして企業したいのですけど、
>みたいなケースもあるのでしょうか?

 たくさんあります。というか、学生が卒業していきなり起業という方がまれです。ほとんどの場合が、関連業界(大手、ベンチャー、いろいろ)で経験を積んである程度の実績を上げたうえでの起業です。

ぶらりん

この記事が言及している案件の規模は最早エンジェルラウンドではないのでは。。。。

エンジェル投資総研

エンジェル投資家とは裕福な個人投資家を意味する用語です。当初はブロードウェーの演劇を後援する人を意味していました。エンジェル投資は米国ではかなり幅広く行われており、米国にはエンジェル投資家が100万人以上いるといわれています。エンジェル投資家の組織もシリコン・バレーを中心に全米には多数存在します。

1990年代後半、シリコンバレーでベンチャー企業群が急成長した背景には、エンジェル投資家と起業家の幸福な関係がありました。カーネギーメロン大学、サンノゼ州立大学、サンタクララ大学、スタンフォード大学で世界最先端の技術を習得していた若者たちは、技術的イノベーションに裏打ちされた事業計画書を携えてエンジェルを求めました。エンジェル投資家の多くはかつての起業家であり、彼らは若手起業家の持ち込んだ計画を吟味し、時にブラッシュアップをしてから出資を決めました。財務基盤、収益基盤、事業基盤が脆弱な会社でも、「独創性」と「独立性」があれば資金はいくらでも集まったといいます。この状況は、王侯貴族がパトロンとなって文化芸術活動の担い手である芸術家を支えていた時代を思わせます。

しかし、日本では資金調達先が主として銀行などの「金融機関」に限定され、また金融機関は経験のない個人や失敗例を持つ顧客には融資をしないので、起業家が育ちにくい土壌にあります。

07年上半期の米国におけるエンジェル投資額は昨年同時期より減少しました。一案件の平均投資額は減少し、個人投資家数は純増したものの一人当たりの投資額が減少したのです。これは従来のシード・マネー(投資家が企業創業者のアイデアに対して投資する当座の小規模な資金)よりも後の段階への投資が増えてきていることを意味します。現在、米国ではエンジェル投資家が投資ステージとしてはVC(ベンチャーキャピタル)の領域に入っているのです。

それに比べ、我が国においては未だエンジェル投資の概念すら浸透していない状況です。日本経済を活性化させるには、資金運用ニーズを持つ個人投資家の資金を資金調達ニーズのあるベンチャー企業へと橋渡しするしか他にありません。

エンジェル投資家が日本の未来を担う若い起業家に志の投資をしなければ国力が衰退するのは目に見えています。

●エンジェル投資の概念を日本に普及させる
●エンジェルと若い起業家をマッチングする

この2つを実現するべく「エンジェル投資総研」サイトを立ち上げました。

「エンジェル投資総研」
http://www.angel-laboratory.com/

「エンジェル投資向上委員会」
http://www.angel-laboratory.com/blog/

「エンジェル投資家SNS×社会起業家SNS」
http://www.angelsns.com/

引きこもり2チャンネラーuoa

(株)和み…最悪のワンマン経営(女社長)
東京都中央区日本橋堀留町1-10-19第一川端ビル6階 電話03-3667-5618
ベンチャーで人使いが最悪。
元々、旦那と起こした会社で定年退職した旦那の父親(今は引退)を役員に迎えたり、
自分の友達やその友達の紹介などで人を集め固めた同族会社の為、新しく入った人で続いてるのはゴマスリの上手い人のみ。
女社長だから女性に優しいとか言ってる割に福利厚生0!!バイトからも不満多し
社員もバイトとも離職率高、
ボーナス・退職金無しのブラック企業
みずほ証券ジェイコム株の誤発注で5億6千万円の利益を上げた一村哲也(30歳)がパトロンです。
2億円資金援助してもらってます。作山若子(42歳)は愛人。5年前に作山と知り合ってます。
バツイチで子供と親と同居している作山にとっては
お金を援助してもらい。自分の性欲も解消できる一村哲也との愛人関係は好都合だと思います。
、毎週、一村のマンションに通ってます。

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