優秀なエンジニアは「入社時のスキルを問わない会社」には就職してはいけない
2007.11.05
ちまたで問題になっているIPAフォーラム2007に参加した学生がエントリーを書いているのだが、それが半端じゃないぐらいのエンターテイメント。
...IT産業というよりSIerの人気がないことについて語りたいだけなんじゃないかという顔ぶれだったし...
...はてなブックマークのコメントを見ている限りでは、パネリストの方々は相当現実の見えていない発言をしているようだ。...
...ITを専攻している学生達からは、「就職時にITスキルが問われないのだとしたら、大学でやっていることには何の意味があるのか」という質問が出ていたのだけど、明確な回答はなかったと思う。その人たちは、ちょっとショックを受けていたような気がする。...
...その流れで、「入社時にITのスキルを問わないというのは、Googleのような企業の方針とは反対であるが、それですばらしいサービスを作ることができるのか」という質問が出たのだけど、「Googleの開発と日本のカスタムメイドなシステムを作るSIerの開発は違うもの。Googleはスモールチームで仕上げるが、日本は製造業的にラインを組んで仕上げるため、いろんな人材が必要になる。」とのこと。単に効率の悪いシステム開発をしているということではないかと思ったのだが、どうなのでしょう。...
先入観のない学生の目で見ても、日本のSIerのイメージは良くないし、このフォーラムでもまったくそこは拭えていない。唯一の救いが、この学生もSIer = IT業界ではないことを知っていることぐらいか。
しかし、この書き手の学生だが、なかなかものが良く見えているようですばらしい。特に「入社時のスキルを問わない」点に関する問題意識もマトを得ている。
ちゃんと大学でコンピューター・サイエンスを学んだ学生は決して「入社時のスキルを問わない」ような企業には行くようなもったいないことをしては行けない。「入社時のスキルを問わない企業」が「技術力ではなく安い人件費と体力で勝負している会社(=7K企業)」「社員教育を顧客の金を使ってする会社」である可能性はものすごく高いのだから。
しかしよくも堂々と「日本は製造業的にラインを組んで仕上げる」と言えたもんだ(「ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている」参照)。そんな会社には私だったら絶対に行かないし、知り合いの学生の相談されたら「絶対に行くな」と説得する。いつまでもそんな仕事のさせかたをしているということそのものが諸悪の根源だってことを、SIerのトップが心の底から理解できるまでは、どんなPR活動を行っても学生は来ない。
自分は「プログラムを書くために生まれて来た」と思えるぐらいプログラミングが好きで、それで自分のキャリアパスを作ってみたいのならば、逆に「優秀なプログラマーしか採用しない」企業に入って自分より優秀な人に囲まれて自分を磨くべき。上場企業ばかりでなく、小さなベンチャー企業にも目を向ければそんなところはたくさんあるんだから。
【雑記】恥ずかしい話だが、数年前まで「SIer」のことを「SI屋」だとばかり思っていた私である。でも最近はやはり「SI屋」の方があっているんではないかと思う。うどん屋、本屋、総会屋、テキ屋、質屋、SI屋、人材派遣屋、ウェブ・サービス屋、組み込み屋、ソシアル・ネットワーク屋、... だんだん苦しくなって来た。
>に関する問題意
フツーに考えたら当然のことですよね・・・
SI屋はなぜわからなくなってしまったんだろう。
Posted by: hg | 2007.11.06 at 01:51
「大きな(もしくは複雑な)ソフトウェアを作る=(イコール)プログラムを書く人をたくさん投入すればできる!」
という安直な発想が根付いてしまったから、今のような日本のIT業界が出来上がってしまったのでは?と思います。。。
また日本のIT業界の製造モデルの手本は建築業界の製造モデルである点も理由かと思います。
しかしそれ以前に、そもそも日本も含めて世界的にも「IT」そのものが歴史的にも経験値的にも
未熟であり(というか熟すことはない=クリエイティヴに完熟は無いから)、それが
たまたま日本のIT業界だけにスポットを当てると人月ベースの商売となってしまった、
というだけだと思っています。
けどこの日本の現状を僕は変えるためにがんばり続けたいですし、
次世代を担うプログラミング好きな若者が元気に働ける環境を
作っていきたいと思います。(^-^)
Posted by: kazumichi | 2007.11.06 at 03:50
>「入社時のスキルを問わない企業」が
>「技術力ではなく安い人件費と体力で勝負している会社(=7K企業)」
>「社員教育を顧客の金を使ってする会社」である可能性はものすごく高いのだから。
これ見て笑ってしまいました。
僕の在籍している会社はこんな感じです。
社長がワンマンで ──ワンマンでもそのワンマンぶりに見合うカリスマ性と能力があるならいいんですが── 株式会社なんですが株主は親族ばっかで、役員に社長の親父が入ってて(言うまでも会社には365日中1日も来ない)、社内の提出物は未だに紙ベースなのに海外に進出しようとして・・・
まぁ都内にありがちな偽装請負がメイン事業の従業員300名弱なIT企業です。
と悪いところばっか書きましたが都内にある同じ規模の会社では良いほうだと思います。
ほんと何なんでしょうね。。。
何をどうすれば日本のIT業界がまともになると思いますか?
中島さんなりの具体的な考えを聞かせて欲しいです。
日本のIT業界のダサいとかなら僕のような若者でも言えるのでベテランエンジニアの具体的な対応策を聞きたいです。
そしてアメリカのIT企業もいろいろ問題ありそうなんですがどうなんでしょうか?日本とは別な深刻な問題がありそうなんですが。
Posted by: HALion | 2007.11.06 at 04:07
なぜ日本はこうなってしまったんでしょうかw
Posted by: SQ | 2007.11.06 at 04:44
SI屋。
私もそう思って転職活動をしていた時期があります。
SIerだと知って、少々戸惑った事があります。
テクノロジーが日々進化していってる中、組織が追いついていない感があります。
そして、そのテクノロジーを投入すれば成果が上がると考えている輩が教育をおろそかにしている気がします。
[蛇足]
この悪循環を断ち切る為にはSEがもう少し強くなり、企業を見る目を付けるのが一つの解では無いかと思っています。
P.S.
いつもブログを楽しく読ませてもらっています。
これからも頑張ってください。
Posted by: syou007 | 2007.11.06 at 04:45
おっしゃることには同意できるのですが、「SI屋」に求められていることを「入社時のスキルを問う会社」のやり方で本当にできるのか、ということを示していかないことには、問題は解決しないように思います。
こういう対立軸を設けて話をするのは容易だけど、「SI屋」なる人たちが嫌悪感を抱く以上にはならない(建設的な議論ができるところまではいかない)ように思います。
少なくとも、「なぜSI屋な人たちが生まれたのか」を考え、そういう状況を生んだ根本的な原因はどこにあるのかを考え、どうしていけばいいのかという議論にもっていかないことには、話がすすまないように思います。もちろん、こういう話題は、「SI屋」なる人たちがまずは考えるべきことだとは思いますが。
私は「SI屋」な人たちの仕事のやり方がいいとは思いません。しかし、一方で、彼らのやり方はだめだといって、そうでない人たちのやり方を押し付ける(こうやればいいのだという)というスタンスには同意しかねます。
この場でMicrosoftの話を出すのは恐縮なのですが、たとえばOfficeの製品群というのは、本当に品質の高い優れたものなのでしょうか?Officeを作っている人たちは非常に優秀な人たちで、楽しみながら作っているのかもしれませんが、少なくとも私からしてみれば、「SI屋」が作っているものと大差ない品質のように思えます。
いきなり、こんな議論をふっかけて申し訳ないと思うところもあるのですが、こういう話をきちんとできるのであれば、こんな素晴らしいことはないとも思っています。
Posted by: sss | 2007.11.06 at 07:01
>しかし、一方で、彼らのやり方はだめだといって、そうでない人たちのやり方を押し付ける(こうやればいいのだという)というスタンスには同意しかねます。
少し誤解があります。私は、今のSIerにMicrosoftやGoogleのもの作りの手法を押し付けるつもりはまったくありません。単にエンジニアの視点から、(1)エンジニアのクリエイティビティと「製造業のようなライン」とは相反すること、(2)「職人エンジニア」としてキャリアを築くつもりであれば「スキルは問わない」ような企業は避けるべき、という私の意見を述べているだけです。
私は「SIerに対する建設的な意見」は持ち合わせていません。結局のところは、「優秀なエンジニアたちがSIerの問題に気がついて就職しなくなる」、「今まで不当なまでに莫大な開発費を払わされていた顧客(例:社会保険庁)が目を覚ます」という二つの外圧がかからないかぎり変わらないと思います。儲かっているかぎり、SIer自らがリスクをとって変える理由はありませんから。
Posted by: Satoshi Nakajima | 2007.11.06 at 07:29
大手の下請けの更に下請け、二次受け三次受けレベル、国内オフショア企業から
下請けを出す方の大手企業、そして自社サービスを開発してはいますが自分が
簡単に入れた時点で優秀なエンジニアがいるとは思えない大手企業まで
色々経験してきた身からすれば
「日本は製造業的にラインを組んで仕上げる」
という考え方から「技術力ではなく安い人件費と体力で勝負している会社(=7K企業)」
がIT業界の多くの企業のイメージとして生まれてきてしまったのが分かるような
気がします。
@ITの記事だけを読んだ時は、学生さん達にかなりの偏った先入観があるなぁと思い
ましたが、東大MOT学生さんのエントリを読めば、そういうやり取りもあったのか
と納得です。
優秀なエンジニア候補が優秀なエンジニアのいる企業へ入りその企業が成長すれば
少しは日本のIT業界のイメージも変わるかと思いますが
学生さんの経験から面接だけでその辺を見極めるのは難しいかと思われます。
Googleのように最初から技術質問攻めで、開発職はプログラム作成して提出必須
のような形であれば、いかにも「優秀なプログラマーしか採用しない」企業っぽい
ですけど。
Posted by: ベビドル | 2007.11.06 at 07:33
それぞれを取り巻く環境によるのかもしれませんが、、、
少なくとも私には「文鎮」たちの下で働く「SI屋」はあまり楽しそうに見えないです。
ソフトウェアを作るのってめちゃくちゃおもしろい仕事なのに…
ただ「文鎮」たちをのさばらせておいてしまっている我々「プログラマー」の実態にも目を向けるべきだと思います。我々が変わらなければ彼らはのさばり続けるんじゃないでしょうか。
本当に品質の高い優れたソフトウェアは「文鎮」には作れません。これは事実だと思ってます。
我々「プログラマー」は、ソフトウェアのスキルだけでなく知識を広げる努力を続け、常に自分より優秀な人を見つけ切磋琢磨していく必要があるように思います。
Posted by: ks.sekiya | 2007.11.06 at 07:57
お返事ありがとうございます。
> 少し誤解があります。私は、今のSIerにMicrosoftやGoogleのもの作りの手法を押し付けるつもりはまったくありません。単にエンジニアの視点から、(1)エンジニアのクリエイティビティと「製造業のようなライン」とは相反すること、(2)「職人エンジニア」としてキャリアを築くつもりであれば「スキルは問わない」ような企業は避けるべき、という私の意見を述べているだけです。
了解しました。この点に関しては、そのとおりですね。
> 「今まで不当なまでに莫大な開発費を払わされていた顧客(例:社会保険庁)が目を覚ます」
個人的には、何がおきたら、こういうことがおきるかな、ということを思っています。
既存のSIerがどうしたら生き延びられるか、ということはどうでもよいのですが、エンタープライズの開発というもの自体が楽しくなるなら、大歓迎という思いはあります。
先のコメントについては、ちょっと誤解もあったので、実際に気になってるのは、この程度のことだということで、再度投稿させていただきます。
Posted by: sss | 2007.11.06 at 13:14
マトを得ている->的を射る、当を得る、のどちらか
という話はおいといて、東大MOTは私も行ったことがありますけど、
(他大学生ですが)彼らは優秀ですが、現実的ではない意見をよく言うな、
という感じを受けていました。該当記事も、私はそのように受け取りました。
確かにGoogleのやり方はクリエィティブですし、
エンジニアとして参加できるのであれば、それはエンジニアとして
最高の幸福ですが、なんてったってソフトウェア業界はまだ家内制手工業から
抜け出したばかり。工場制手工業の段階だと思っています。
(私は今の状況を過去の自動車業界と同じように見ています)
>結局のところは、「優秀なエンジニアたちがSIerの問題に気がついて就職しなくなる」、「今まで不当なまでに莫大な開発費を払わされていた顧客(例:社会保険庁)が目を覚ます」という二つの外圧がかからないかぎり変わらないと思います。儲かっているかぎり、SIer自らがリスクをとって変える理由はありませんから。
ここは全くの同意で、だからこそ
「入社時にITのスキルを問わない」というのが可能なんですよね。
いずれ、優秀なプログラマは町のカスタマイズ屋となり、
優秀な設計者が台頭する時代がくるんじゃないかと思っています。
エンジニアのクリエイティビティはソフトウェアには
不要になっていくのでは、と。
自動車業界と違うのは、ソフトウェア業界は町工場レベルの会社が
世界を相手に戦える、ということなんですけどね。
長い上に自己主張しかしていないコメントですが、、、すみません。
Posted by: ken | 2007.11.06 at 15:40
今回のお話のネタ、ものすごく実感しています。
昔正に「優秀なプログラマーしか採用しない」企業に居ました。
(自分が優秀だったかどうかは正直謎なのですが)
今正に「入社時にITのスキルを問わない」会社で働いています。
なんで辞めちゃったのか未だに後悔していますし、今でも戻りたい。
しかし今の会社にいる間にどんどん腕が鈍ってしまったので、戻るには
もう一度イチから勉強しなおさないといけない状態に・・・
現在勉強中です。
最近中途採用で二人程仲間が増えたのですが、
新しく入って来た方々がかなり優秀な方々なので
可哀想としか言いようが・・・
Posted by: chlo | 2007.11.06 at 16:46
現在SI屋をやっている者ですが、プログラミング技術メインで勝負したいというような人は入ってきてはいけないと思います。
ゼネコンが鉄骨を製鉄所から仕入れ、とび職を使ってビルを建てるように、SI屋は要件にふさわしいプログラマやハード・配線の専門家等を雇って顧客の要件を満たせればいいのですから。
プログラミングだけではシステムは出来ないように、顧客へのドキュメントや顧客の社内政治への配慮等プログラミング以外の能力がSI屋には求められていると思います(IT業界よりもゼネコンとか広告代理店と同種の職業と思った方がいいですね)
SI屋の問題はプログラムを優秀な下請けに高い金額を払って発注できないところかな・・・・
社内の管理職より高い金額で下請けに出してもいいと思うのですが、今の状況では通らないですね。10年すれば変わっているかもしれませんが。
Posted by: SI屋 | 2007.11.06 at 17:56
たしかにそういう事はもっともなのだけど,歴史的に見てすごく優秀な頭脳集団だったはずの
SGIや旧Appleが優秀な頭脳の暴走を止められずに崩れ去ったという事からも同時に学ばないとダメかもしれない
Posted by: humu | 2007.11.06 at 19:44
「社員教育を顧客の金を使ってやる企業」
の何が悪なのでしょうか?
エンジニアの技術開発を全て個人の努力で賄うという考え方では、システムの全体を俯瞰する機会など個人の努力だけでは得られない(得にくい)仕事に携わる機会を失わせ、技術者の勉強機会が個人の趣味に傾倒し、極端な専門化を招くことで、結果的に縦割りの工場生産型システムを助長させることにもつながりかねないと考えます。
私の会社では<最初から技術的に優秀な人材を採用したい>と強く願って、技術的に優秀なエンジニアが魅力的だと感じる環境を作ろうと努力していますが、大企業が人材採用費(事実上の広告宣伝費)をばらまいていることもあり、望み通りになっているわけではありません。それを補完するためにも教育を重視して「投資」していますが、その源泉が顧客からいただいたお金であることは間違いの無い事実です。
それを悪と断じる根拠をご教示下さい。
Posted by: roi | 2007.11.07 at 04:39
SGIはどうか知りませんが、Appleがかつて没落したのは、経営側の失態ですよね。昔のジョブスの傲慢さと、スカリーとアメリオの無策ぶり。どちらも優秀な頭脳ですけど。
というか、Geekの暴走で滅びる会社よりもExcectiveの暴走で滅びる会社の方がずっと多いと思うんですが。
Posted by: 123 | 2007.11.07 at 04:45
> 「社員教育を顧客の金を使ってやる企業」の何が悪なのでしょうか?
横やりで恐縮ですが、これは「最低限の教育もできていない雇いたての人材を前線に投入していながら、そのことに疑問すら持たない会社」という意味だと私は捉えています。
顧客からいただいたお金を原資に教育を行うのではなく、顧客に実地教育を委ねながらお金も貰おうという魂胆の。
私が以前に在籍した会社もそうでした。おまけに専門分野を持っていないことを「何でもできる」と思い違いしていましたし。
Posted by: PowerYOGA | 2007.11.07 at 17:24
いつも楽しく拝見しております。
「社員教育を顧客の金を使ってやる企業」については畑違いの職種の私も思うところがあります。
私はある民生品の製造メーカーで開発を担当する者ですが
ここ最近は製品の外観デザイン重視の傾向が強くなり
外部の工業デザイン事務所に外観デザインを依頼することが多くなりました。
しかし、著名なデザイン事務所であっても
金型の抜き勾配のことも知らない様な
工業デザイナとしてのスキル不足以前の新人が
担当としてあてがわれることが多くて辟易としています。
顧客が大手であれば、その事務所のエース級のデザイナが担当するようですが
中小相手の場合では特にその傾向が強いようです。
Posted by: ksk | 2007.11.07 at 17:29
この手の話を最近よくブログでみるけど、
そのたびに疑問に思うのが米国にはSI屋はいないのでしょうか?
SI屋がいなかったら誰がNYSEやバンカメやオリンピックといった
数千、数万人月のシステムを作っているのでしょうか?
Googleで働くことのできるようなスーパープログラマーが10人くらい
集まったらさくっとできてしまうのでしょうか?
Posted by: mas | 2007.11.09 at 18:50
上記の質問に対する回答ですが、米国には基本的にSI屋は居ないみたいです。詳細については以下のページを参照してみてください。
http://kamawada.com/~masanori/blog/2007/09/post_249.html
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20070920/1190219844
Posted by: 通りすがり | 2007.11.12 at 01:02
挑戦を許容して機会を与える場が、今のIT業界には足りていないのだと思います。エンジニアが自分の技術をうまく主張できる場がない。
http://newsing.jp/entry?url=japan.cnet.com%2Fblog%2F0040%2F2007%2F11%2F16%2Fentry_25001714%2F
Posted by: si-ya | 2007.11.15 at 17:29