ナノチューブ・ラジオの動作原理
2007.11.09
...the antenna and tuner are implemented in a radically different manner than traditional radios, receiving signals via high frequency mechanical vibrations of the nanotube rather than through traditional electrical means...【Nanotube Radioより引用】
「ナノチューブ・ラジオの作成に成功」とのニュースを見たのだが、そこではその原理がちゃんと説明されてなかったので、もともとの論文にまで遡って調べてみた。
これが革新的なのは、このラジオが物理的な「共振」の原理を使って、ラジオ信号を拾っていること。ナノチューブで作られた「アンテナ」は、その形状から決まる固有の振動数を持ち、その振動数と同一の周波数を持つ電波のみを拾うことになる。つまり、この「ナノチューブ・アンテナ」は、アンテナとチューナーの両方の役目を果たすのだ。このナノチューブの動きを電気の信号に変換し、増幅してスピーカーを鳴らすようにすればラジオの出来上がり。
下の写真が、その「ナノチューブ・アンテナ」の顕微鏡写真。それが実際に動作している映像(当然、音声付き)がこれ。
日本のIT業界のダメっぷりとその対応策的なことを書いているエントリがありました。江島さんのblogなので例外なく長~いですが。
http://japan.cnet.com/blog/kenn/2007/11/09/entry_25001425/
Posted by: HALion | 2007.11.09 at 15:43
ナノサイズ鉱石ラジオ!?
Posted by: ぶらりん | 2007.11.10 at 16:47