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Google Chartを使って、ゲーム業界三社の戦略をグラフにしてみた

 Google Chartがリリースされたので、早速使ってみた。ビジネス書「ブルー・オーシャン戦略」に書かれているモデルを使い、任天堂の戦略がいかにMicrosoft・Sonyとの直接の戦いを避けているかを表したものだ。

Sample chart

 このグラフは、それぞれの会社がどの部分に力を入れてゲーム端末を作っているかを示すグラフ(ちなみに、DVDとは次世代DVDも含めたディスクの性能、HDはHigh Definition TV対応のこと、UIとはユーザー・インターフェイス面でのイノベーションのこと)。

 とにかく高性能を目指すあまりに端末の価格が高くなってしまったPS3。それなりの性能を出しつつ、ネットワーク機能に思いっきり力を入れて作られたXBox360。枯れた技術を使ってコストを抑えつつユーザーインターフェイスの部分でイノベーションを起こすことにより今までの「ゲーマー」とは違うセグメントを狙って来たWii。

 PS3とXBox360の戦略は同じようなユーザー・セグメントを狙っているためにオーバーラップする部分が多く、真っ向から戦うことになっているが、Wiiはその戦略ゆえに直接の消耗戦を避けることができていることがこのグラフを見ると良く分かる。

 ちなみに、ソースコードは以下の通り。

<img src="http://chart.apis.google.com/chart?
chs=320x240
&amp;cht=lc
&amp;chxt=x,y
&amp;chxl=0:|Price|Power|Network|DVD|HD|UI|1:||Low|||||||High|
&amp;chco=00ff00,0000ff,ff0000
&amp;chdl=XBox|PS3|Wii
&amp;chd=t:70,70,90,80,90,30|90,90,40,90,90,50|10,10,70,10,10,90" alt="Sample chart" />

  • それぞれのパラメータの意味は以下の通り。
    • chs: サイズ
    • cht: タイプ、"lc"は折れ線グラフのこと
    • chx: 軸の指定、"x,y"
    • chl: 軸のラベル
    • chco: 各データの色
    • chdl: 各データの名前
    • chd: データ

     

    Comments

    囚人

    Price は「安い方が嬉しくて高い方が嬉しくない」とすると High と Low を逆にした方がよいような気がします。
    Chart をパッと見、Wii がすごく低く見えるので。

    とろ

    横軸は連続データではないので、円グラフなどで切り分けた方がデータの本質が見やすいと思います。

    moo-cow

    中島さんはスクリプト言語もいろいろ書いておられますが、どういう開発環境を使っているのでしょうか?

    meme-meme

    >とろさん
    連続データではないのは同意ですが同一単位で数量化できないので円グラフにしても誤解が生じるでしょう。
    六角形のレーダーチャートが最適でしょうが、GoogleChartにはないですからこれがまあ最適かと思います。
    OnSheetという表計算WEBアプリで描いたレーダーチャートグラフは下記
    http://www.onsheet.net/export/sheetobject/80074.png

    hoge-hoge

    >とろさん
    >meme-memeさん
    ブルーオーシャン戦略メソッドでは戦略の特異性を問題にしています。
    円グラフでは評価しにくいところまではmeme-memeさんに同意ですが、レーダーチャートが良いとは思えません。
    中島さんのグラフを見ればPS3とXBoxの戦略が比較的似ている事、Wiiの戦略が他の2つにくらべ際立っている事(グラフの形が全然違う事)が一目でわかりますが、meme-memeさんが作成されたレーダーチャートからそれを一目で読み取るのは簡単ではないと思います。
    レーダーチャートはどちらかと言うと全体のバランスを見るときに使うべきではないかと思います。

    サンディエゴ無頼

    ブログに示してある折れ線グラフですが、直感的ではないように感じます。
    僕もレーダーチャートが良いと思います。ある意味、どういう比率で(何を売りにして)戦略を立てたかとい点が論点なので、レーダーチャートの方が良いのではないでしょうか。

    3つ以上のプロットを1つのグラフに重ねることは余り良いアイディアとは思えません。個人レベルでのデータ解析には良いでしょうか、他の人に見せるプレゼンテーションでは特に。僕なら、まず折れ線を棒グラフに変えて、Wii, PS3, XBoxという3つのグラフを作り、それを横あるいは縦に3つ並べます。

    rassvet

    そもそもデータそのものの出自が示されず、有意なデータかすら分からないのにデータの本質が見えないとかって議論になるのは驚きです。

    「PS3が高いところはWiiが低く、Wiiが高いところはPS3が低い。
     XBOX360は概ねPS3寄りだが、ネットワークに特化している」
    これを一枚の図で表すなら、上の折れ線グラフは適切な表現手法の一つだと考えられますが・・・

    これは、本稿においては定数的な比較のためのグラフ資料として見るというよりも「方向性の極端な違い」を「対比図」として表現する目的で折れ線グラフを活用されているからです。
    「0に振れているか、100に振れているか」という「方向の対比」が重要なので、反転視することで絶対値的に見られるという折れ線グラフの特徴が発揮されます。逆に他のグラフは小値をただ基点側に持ってきてしまうだけなので、「0寄りであることの意味」を表現しにくいのです。

    非連続データをあえて横軸に配して線で繋がれたのも、別に数値を比較したいわけではないからでしょう。逆に走っていることを端的に表現するには線が幾度もクロスし、真逆に動いていることが図に現れるほうがわかりやすいですよね?

    そりゃHigh-Lowを横軸として、縦に線が延びるグラフ(今のグラフを-90度倒したもの)だったら、こんなにグラフの様式論がコメント欄で展開されるような状態にはならなかったのかもしれませんが、googleグラフで作成可能なものとしては最良の選択肢だと思いますけどねぇ・・・

    補足

    グラフネタは熱いですねw

    補足までに、
    2008/7/2現在Google Chartでは、
    レーダーグラフは作れます。
    UnicodeでURLエンコードすれば
    漢字も使えます。

    だいぶ実装されてきましたね。

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