「ウェブ時代5つの定理」の読み方
2008.03.14
日本出張+final Exam+iPhone SDKの三重苦(三重楽?)も終盤に差しかかり、ようやくブログを書く時間を見つけることができたので、さっそく梅田氏ご本人から献本いただいた「ウェブ時代5つの定理」の書評から。
読み始めてすぐに気がついたのだが、この本は一気に読むにはもったいなさすぎる本。梅田氏が集めて来た言葉は一つ一つが人類にとっての宝。たった一つの言葉が人の人生も変えることもあることを意識して、噛み締めるように丁寧に読んで欲しい。
そこで私なりの読み方を提案かつ実行。手順はこんな感じだ。
- 頭から読み始める。
- 気になる言葉が出て来たところでストップ。
- その言葉をネタにブログエントリーを一つ書く。
- アマゾンの広告を忘れずに貼付けておく。
- 2に戻る
ということで、早速最初の引用は、ゴードン・ベルの言葉。起業家精神をプログラム形式で表現したものだが、私流に今風の日本語プログラムに翻訳すると、こんな感じになる。
if (フラストレーション>報酬 && 野心>失敗の恐れ && 新しい技術や製品を作れる可能性){
現在の職.exit();
ビジネスプランを書くツール.get();
ビジネスプラン.write();
運営資金.get();
新しい会社.start();
}
今の職場に不満があって、野心があって、技術力があるなら会社を始めて当然、という典型的なシリコンバレー魂を表した言葉だ。
私の経験から言っても、シリコンバレーに限らず、アメリカのエンジニアが「今の仕事が面白くない」「給料が安い」なんてグチを言う姿はほとんど見たことがない。決して「面白くない仕事」や「給料が安い仕事」が無いわけではないが、そんな状況に優秀なエンジニアを置いておいたらすぐに辞めてしまうだけ、の話である。
これでしばらくはブログのネタには困らなそうだぞ、と。
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